泉佐野市の鍼灸院情報

ケアと養生

おはようございます。

今日は年に数回あるかないかの珍しく真面目な内容です^^

先日森之宮の鍼灸フェスタに参加した時に最後の講義のI先生の話の中にあった

ケアと養生はは違う

と言う言葉です。

従来の医療は

病院が中心で身体が悪くなってから病院に通い、それでも変わらない時は鍼灸院などやセルフケアをする事が多いです。
しかし病になってから行動する
というのは「ケア」であり養生ではありません。

鍼灸師の役割を考えた時に
病院に行く前に、病になる前に養生のやり方を指導または病になりにくい身体つくりをお手伝いする

事が大切です。

最近CMなどで未病という言葉が出てきますが
風邪をひいたときは未病ではなく「病気」です。

風邪のサインが出ていることが多く
このサインに気付くか気付かないかで未病で良くなるか
病気からケアするかで変わってきます。

例えば風邪のサインとしては、肩こり、寒気、疲れやすかったりします。

このサインがしたときにゆっくり休んであげたりすると改善する事があります。

風邪はしっかり休んで欲しい
身体のサインなので、風邪薬のCMのように「休めない貴方に」という理由で飲まない方が良いと思います。

鍼灸師が「ケア」ではなく「養生」に力を入れると

患者さんが病院に行く回数が減ります。
これは健康の状態が長く続く事もありますが
医療費の削減に鍼灸師が関われます。

従来の医療では
病院→セルフケア→鍼灸院と最後に来られることが多いですが

養生主体の医療では
鍼灸院(指導)→セルフケア→病院となり
健康で長生きできる人が多くなる

というお話しでした。

まだまだ色々とお話しはありましたが
今日は鍼灸師にも知って行動して欲しい内容を書かせてもらいました^^

ただ鍼灸フェスタで隣に座っていた鍼灸師仲間と話しましたが
こんな感じになれば理想的だけど

医師から反対されそうな内容だね
という話になりました^^;
医療費が削減されると言う事は医師(病院)の売り上げが下がる
と言う事になります。
医療機関でトップは医師なので、医師の嫌がる事は出来にくい事が多いです。

もちろんこの養生を押していくなら
鍼灸師のレベルアップも必要になります。
資格を取って満足
勉強会には行かない
お金儲けのセミナーにしか行かない

という鍼灸師には難しい内容です^^;

もっとレベルアップしないといけませんね!

  • この記事を書いた人

勝元宏亮

2005年仕事のストレスで半年間寝たきりになり、鍼灸、食養生、運動をし約1年で最低限動けるようになる。 病院では原因の分からない事でも鍼灸なら対応出来るのではないか?と鍼灸の良さを広げたいと鍼灸学校へ進む 2006年国際東洋医療学院入学 2009年国際東洋医療学院卒業 2010年縁里庵かつもと鍼灸院 開業 卒後病院勤務を1年したが、マッサージと電気のスイッチマンに疑問を覚え、鍼灸を行う為に自身で開業

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