おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は東京にある東京温灸院さんをご紹介させていただきます。
大正時代から続く温灸院で、お灸だけを行い熱いお灸ではなく、温かいお灸だから鍼灸院ではなく
温灸院になります。
お腹にお灸だけで60分以上という珍しいお灸なので、ぜひ行ってみたいと思い行かせていただきました。
東京温灸院とは

| 院名 | 東京温灸院 |
| 場所 | 東京都新宿区四谷1-2-30 第2・四谷中村ビル4F |
| 電話番号 | 03-5366-6431 |
| 営業時間 | 火曜、金曜:10時30分~16時受付 日曜:10時30分~16時受付 |
※営業時間は変わる可能性もあります。院長先生は他の仕事もされているので、東京温灸院さんのHPでご確認ください。
東京温灸院さんは温灸物理療法のみを行っています。
温灸物理療法は大正3年に福岡利三先生が発明し、命名したものです。
福岡先生は東京浅草の外来医局に勤務しつつ子宝に恵まれぬ不妊症の研究をしていました。
その結果、不妊症の原因は胃腸の下垂、腸のアトニー症のために腸にガスが蓄積して腰の筋が押さえら
背中の裏から肩、首筋までが凝り、手足に神経痛の原因が出来ていることをつきとめたのです。

※温灸物理療法と灸頭鍼から抜粋
灸頭鍼はコロナ前まではされていたみたいですが、コロナが始まってから接触を減らすために行わなくなったそうです。
温灸物理療法
東京温灸院さんの特徴である温灸物理療法をご紹介します。

真ん中の赤い部分が補血剤になります。
内容は社外秘なので、教えてはくれませんでしたが
補血剤がないと効果が出ないといわれていました。
温灸器は紐で固定します。

温灸器自体は大きいので、こけないように腰に紐をしています。
金属部分は熱くなるので、患者さんが寝ぼけて触ると火傷すると言われていました。
網が長いのは艾を足していくので、落ちないように?
だと思います。

艾を入れていきます。
艾はかなり大きく1つで10分ほど温かいと言われていました。
艾に火をつけ、10分ほど経つとその上から艾を足していくやり方です。
3個くらい艾を入れると熱くなってくるので、布を入れてもらいさらに艾を足していきます。
70分ほど経つと温度も下がってくるので、布を取り余熱で温めます。
今回初めて行きましたが90分以上は温灸を受けていました。
艾は工場直送で、サンプルを送ってもらい品質を調整し毎年500キロ購入するそうです。
この温灸器も購入することができます。
患者さんが購入し、ご家庭で行うように販売をされています。
ただ煙は多く出るので、最近の家では嫌がられるかもしれません。
温灸器44,000円、補血剤22,000円
私も購入しようと思いましたがそこまでお金を持ってきてなかったので、入金後送ってもらうことにしました。
届き次第またご紹介させていただきます。
温灸物理療法の効能は?
胃下垂と不妊症
特にこの2つが効果的と言われていました。
実際HPにはその2つしか載っていません。
冊子には灸頭鍼の効果は沢山載っていましたが
現在はされていないので、ご紹介は省かせていただきます。
まとめ
東京温灸院さんは大正3年福岡利三先生が開発された温灸物理療法の温灸器を使い、お孫さんの福岡稔允先生が温灸器と灸頭鍼を行っていました。
冊子は福岡稔允先生が作られています。
同業者お断りかな?
と思っていましたが同業者の鍼灸師はよく来られるので施術を受けに来るのは問題はないと言われていました。
2025年12月の段階では日曜日も営業されていますので、ぜひお近くの方や学生さんは一度体験に行かれてください。



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