おはようございます。
鍼灸のイメージってどんなのですか?
熱い!痛い!
というイメージが強いと思います。
しかし、鍼は髪の毛くらいに細くなり
お灸は火傷するお灸はほとんど使わなくなりました。
どうしても昔のイメージが残ってしまい
鍼は注射針や刺繍の針のイメージ
お灸するのにも
「なんで悪いことしていないのに灸据えられないといけないの!?」
と言われることもありました^^;
実際やってみると
「気持ちが良い!」
と言われることが多く
食わず嫌い
ではなく
やらず嫌い
みたいな状態の方が多いです。
ではまずは鍼の太さと長さからご紹介していきますね。
日本の鍼は
太さの比較の為に押しピンを一緒に置いています。
写真の鍼は0.18ミリ
髪の毛は0.08ミリ
髪の毛まで・・とはいかずとも
かなり細くなっています。
鍼灸の鍼の太さは0.10ミリから0.30ミリまで太さに差があります。
ちなみに注射針は0.4ミリから1.6ミリまでの太さになります。
世界で1番細い鍼と言われている
0.10ミリの鍼を写真に載せてみましたが
青い取っての鍼です。
ほとんど見えないと思います。
0.18ミリと0.10ミリでも太さが全然違うので
注射針ならさらに違います。
鍼灸の鍼に比べると注射針はかなり太いですね。
薬液を体内に入れるのを目的にしている注射針と
刺すことを目的にしている鍼灸の鍼の違いです。
昔の鍼灸の鍼は
細く作る技術がなかった
使いまわしが多く摩耗するので太い鍼を使っていた
など色々あったので痛いく熱いイメージが強いのか
注射針のイメージが強いのかは
人に寄りけりかもしれません。
美容鍼は細く0.10ミリから0.18ミリまで
身体の鍼は0.16ミリから0.30ミリを使っている所が多いです。
痛みはあるの?
身体に刺すときには
チクッとする痛みがある時もありますが
太さが細いので注射針よりも痛みはありません。
肩こりなどに当たると
・重い
・電気が走る
・ジワーっとする
感じはありますが
・気持ちが良い
・変な感じ
・重い、ジワー、電気が走るなどそのままの表現
・全て痛い
と感じる方で分かれます。
専門用語で「得気(とっき)」
と言います。
初鍼の方で
「鍼は痛いですか?」
と言われることが多いですが
様々な感覚があるので一概に
「痛いor痛くない」
と言えなかったりします。
中国の鍼灸は
写真を見て頂くと
上の鍼が中国針になります。
ぐるぐると巻いているのが見て分かると思いますが
鍼は刺繍の針と違い
手で持つところがあるのが特徴的です。
これは刺す場所と持つ場所が同じだと「気を取られる」
という古代の考えから伝統的に伝わっているからです。
鍼灸業界だけではなく、患者さまの身体に触る仕事をする人は
「悪い気を貰い疲れる」
と言われることが多いです。
鍼の形は気を取られない&貰いにくくする
など考えて作られています。
中国の刺鍼方法は
「電気を流す刺激」
を目的にしているため刺激としては強めです。
刺す場所全てに「得気」という電気が流れる必要があるため
日本人では怖い方が多いかもしれません。
ちなみに鍼と針の違いは
「鍼」は漢方医術の施術用のはり。
また、衣服を縫うはり。
「針」はぬいばり。
日本では慣用で「鍼」は漢方で使う施術用のものを指す。
とありましたが
中国は漢方医学ではないのか?
と思われるかもしれませんが
日本は漢方医学(東洋医学)=鍼
中国は道具=針
として使われているみたいです。
中国に研修に言っているときに中国医師に言われましたが
日本の鍼灸師はケアをしないので短命で
中国医師は漢方や気功で体調管理をしているから長生きが多い
と言われています。
縁里庵かつもと鍼灸院の鍼灸は
日本人に合わせた江戸時代から続く伝統的な施術法になります。
日本の学校は中国の流れや昭和初期の鍼灸にはなりますが
江戸時代は中国のやり方が正しいのか?
実際に精査した時代になり
日本は高温多湿で、痛みに弱いので
痛みが少なく、効果は高い
施術をしていたのが江戸時代の鍼灸施術です。
ご興味がある方は縁里庵かつもと鍼灸院までご連絡ください♪
お灸編は近々公開させていただきます♪
【お灸編】鍼灸は痛い!?熱い!?本当はそうでもない?
公開させて頂きました♪
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