おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は耳鳴りと鍼灸をご紹介します。
縁里庵かつもと鍼灸院でも耳鳴りでご相談される方は多くいらっしゃいます。
今回の記事では耳鳴りの西洋医学的な説明と東洋医学的な説明などをご紹介しますね。
西洋医学的な耳鳴り
![臨床例/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2022/12/pixta_14350533_M.jpg)
耳鳴りは、夜静かな時に耳をすますと誰にでも聞こえます。
これは心配ありませんが、昼間でもはっきりと聞こえ不愉快に感じるのは病的になります。
耳介と外耳道を外耳、鼓膜、耳小骨、中耳腔を中耳、蝸牛を内耳と言います。
外耳は空気の振動である音を鼓膜に導く装置
中耳は鼓膜で受けた振動を能率よく内耳に伝える装置
内耳は振動を分析し神経の活動に帰る装置
になります。
したがって外耳、中耳、内耳のいずれかの部分に故障が起こると
聞こえが悪くなる(難聴)になることになります。
ただし、振動を伝える装置(外耳、中耳)の異常による難聴と
振動を音として感じる装置(内耳)の異常による難聴
はそれぞれ性質が違います。
と呼んでいます。
内耳はもう1つ働きを持っていて
重力に対する身体の位置を感じ取ったり、身体の動きに際して加速度を感じたりする働きがります。
エレベーターに乗った時目を閉じてもその動きが分かるのはこの働きがあるからです。
その働きを受けるのは三半規管です。
耳鳴りは、耳の病気が治るとともに消えることもあれば
いつまでも残っていることもあります。
一般に内耳の病気では頑固な耳鳴りが多いです。
東洋医学的な耳鳴り
![泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2022/11/shutterstock_1091541332-1.jpg)
東洋医学的には腎と耳は老化に関係していると言われています。
老化が進むと耳鳴りになりやすくなるのですね。
老化を止め不老不死にはできませんが
老化の速度を遅らせる事はできるかもしれません。
鍼灸院で来院されるのが多いのは内耳性の耳鳴りが多いです。
西洋医学的な視点でも内耳性の病気はなかなか治りにくいと書きましたが
鍼灸では完治は難しいかもしれませんが、症状を軽減することはできます。
耳鳴りも良くなる方もいればなかなか回数がかかる方もいるので鍼灸施術を行ってみないと
分からないですが
以前は診させていただいた方のご紹介です。
耳鳴りめまいで、ふらつき1人で歩けない方が
電車で来院出来るようになり、最終的には車を運転して来院されるまで回復されました。
ご本人さんはもっともっと良くなりたいと言われていますが
良くなると来院回数が減るの方が多く
それ以上の改善が難しくもなりますが
鍼灸で行えることは局所血液量の改善です。
いかに耳に血液を集めるか?
を考えて鍼灸を行います。
例えば首や肩にコリがあると耳に行く血液量が減ってしまいます。
それが原因で耳が血液不足になり、耳鳴りやめまいを起こす
と考えます。
首肩を緩め、耳を刺激を行うと
耳鳴りが改善する事が多いです。
勿論1度の施術では難しく
何度もコリを緩めていく作業は必要になります。
耳鳴りには縁里庵かつもと鍼灸院で使う耳灸なども効果的です。
耳を温める事で耳に血液を集めます。
以前耳灸を行いサーモグラフィーカメラで温度測定を行いましたが
使用前30.7度
使用後39.4度
と温っているのがよくわかると思います。
![耳灸とサーモグラフィーカメラ](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_2271.jpg)
温まると血液が集まりますので
耳灸を行う事で耳鳴りの改善に期待が出来るのですね。
耳灸だけではなく、首と肩のコリを緩める事で効果を高める事が出来ます。
局所血液量やコリは現在医学では重要視されておらず
これから鍼灸が見直され局所血液量が増える事で難聴や耳鳴りの患者さんが減ってくれると良いですね。
耳鳴りのセルフケア
家庭で行える耳鳴りのセルフケアをご紹介します。
①タオルで温める
首元が冷えると血流が悪くなりますので、首にタオルを巻いておいてあげます。
人前に出ない家庭なら人の目を気にせずタオルを巻けると思います。
タートルネックなどでも良いと思います。
ホッカイロなどで温めた方が良いのか?
と聞かれたりもしますが
タオルを1時間つけて外してあげると「冷っ」とするはずです。
タオルだけでも温もりますし、ホッカイロを長時間当てると低温火傷のリスクもあります。
②風池
![風池/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2022/11/22263378-1-1.jpg)
場所:少し上を向いた時、背骨から上がって指が止まるくぼみ(風府(ふうふ))と、耳の下を結んだ中間点
風池をマッサージで刺激してあげます。
耳に行く血液量をアップさせましょう♪
③耳揉み
耳を刺激して局所血液量をアップしましょう。
痛くない範囲で、刺激をしてあげてください。
耳には耳つぼと呼ばれるツボが沢山ありますが
全体的に刺激してあげる方が効果的です。
①と②をした後にやってあげると効果的です♪
耳鳴りは軽症なら早く
内耳の耳鳴りなら時間がかかる事も多いので
セルフケアをしながら鍼灸施術を行う事で
少しでも早く楽になる事が多いです。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院で耳鳴りの施術を行ってみませんか♪
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