腕肩の痛みに効果的なツボ「肩髃」

肩髃/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は肩髃(けんぐう)と言うツボのご紹介です。
肩髃は肩にあり腕肩に効果がある
というのは分かりやすいと思いますが
皮膚病にも良いという報告があり
少し前にSNSの鍼灸師たちが何故効果があるのか推察しながら盛り上がっていました。
そんな肩髃を今日は場所と効能とセルフケアまでご紹介しますね。

目次

肩髃

肩髃/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

場所:肩峰のやや前下方にあるツボ
縁里庵かつもと鍼灸院でも五十肩や四十肩の施術で肩髃を使う事が多いですが
中国の古書でも名医と呼ばれる先生方も肩髃を使い腕の運動障害を治してきたみたいです。
少し紹介しますね。
「一回の鍼灸施術で弓矢を射る事ができる」
と言い実際に出来たと書かれています。
現在では弓矢を使う事がないので、分かりにくいですが
当時は獣を狩ったり、戦争で使ったりと
死活問題だったかもしれませんね。

肩髃の効能

効能/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

肩髃の効能を5冊の鍼灸書物から引用させていただきました。
日本や中国、時代や国が違いますが
肩髃がどのような疾患に使われてきたのか?
見てみると面白いですね。

運動器系(肩関節周囲炎(五十肩)、上肢麻痺、脳血管障害後遺症、足首の捻挫)
その他(高血圧、乳腺炎、蕁麻疹)

肩のツボで足首が?
と思うかもしれませんが
東洋医学は右手が悪いときに左手に鍼を刺し右手を治す
と言うやり方があります。
肩に鍼をして足首を治す事もあります。
1993年の報告では
毎日1回45度の角度で刺鍼、45分置鍼をしてその間15分ごとに刺激を行う
鍼の響きが手の方に伝わると良い
多くは1~2回で良くなる
と中国の書籍で書かれています。

2冊目の鍼灸書物は
上池先生の実践鍼灸学「経穴の探し方鍼の刺し方」です。

重要なツボ
五十肩の名穴
肩関節周囲炎に効く
手の親指が内側に曲げれないとき。
上肢のしびれ
指のしびれ
肩の筋肉痛
蕁麻疹に灸
歯痛
半身まひの腕に対して、毎日灸をしていると腕の重さがなんとなしに変わってくる

歯痛は中国の教科書にも載っているみたいです。
昔は歯医者などがなく、虫歯で亡くなる時代もありましたが
当時歯が痛いと抜くしか出来ませんでした。
その時に肩髃にお灸をして、歯痛が治まったという報告が残っています。

3冊目の鍼灸書物は
「中国鍼灸全書」です。
中国の書物です。

肩や腕の痛み

この本は農村向けの簡単な効果を書いているので
簡潔ですね。
昔の中国は農村が鍼灸をしていて、事故が多く
事故を起こさないように書かれた書物の1つです。

4冊目の鍼灸書物は
「鍼灸治療基礎学」です。

皮膚病を主る
湿疹
蕁麻疹
汗疹
など極めて表層の皮膚病に使う
肩関節リウマチ
関節炎
五十肩
三角筋のリウマチに必須
中風(脳梗塞など)
半身不随にも必須

5冊目の鍼灸書物は
「鍼灸経穴辞典」です。
中国の書物になります。

肩・上肢痛
上肢麻痺
風疹
瘰癧

鍼灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

一緒に使うと効果的な配穴もご紹介します。
実際の臨床ではもっと多くのツボを使い
効果を高めていますので参考程度にしてください。

配穴
肩関節痛(肩髎)
上肢の知覚麻痺(曲池合谷外関

セルフケア

棒灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

せんねん灸台座灸は5~7回
触って痛みが強い所を探し使います。
セルフマッサージは30回から50回痛みがないように揉んであげてください。
お灸を併用するとさらに良いです。
セルフケアは病気にならないように日課にする事が大切です。
五十肩など発症してしまってはもう遅いかもしれません。
その時は大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

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