ぎっくり腰など腰痛におススメの『委中』

委中/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。

大阪泉佐野市縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は膝裏のツボ委中(いちゅう)をご紹介します。
日本では腰痛のツボとして使われることが多いですが
中国では半身不随のツボとして使われることもあります。

半身不随の施術の1つに醒脳開竅法があります。
醒脳開竅法とは,中国・天津の石学敏教授らが古代の治療経験を遍く渉猟した後,脳血管障害に対し独自に開発した療法です。

私自身も中国に研修に行ったときに石学敏先生の講義を受けたことがあります。
今回の委中に仰向けで足を持ち上げ
強刺激を行い電気を走らせる手技でした。
中国研修/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院
半身不随の方にも刺激としては強いとは思いますが
受けていたのが学生なので、かなり痛かったみたいです。
鍼灸師になってから醒脳開竅法の初級セミナーに参加しましたが日本では使いづらいかな?
と個人的には思っています。
仰向けで足を鍼灸師が持ち上げ委中に刺鍼を行い
電気が走るまで刺激を行います。
半身不随の患者さんは力が入らないので鍼灸師が持ち上げますが
力が入らない足を持ち上げるのは力がいります。
電気が走る時に足が動き顔を蹴られる可能性もあり
やる側もなかなか大変でした。
YNSAの方がよいかもしれません^^;

話はズレましたが
委中の場所と効能をご紹介させていただきます。

目次

委中

委中/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院場所:膝の後ろの中央にあります。
マッサージする場合は
膝を軽く曲げて押しやすい形で押してみましょう。

膝を曲げて押す方が痛みが少ないのですね。
鍼を刺す事もありますが痛みが強いので
違うツボで代用することは縁里庵かつもと鍼灸院では多いです。
委中は電気が走るような刺激があります。
先生によっては委中の少し下を狙う場合もあります。

委中の効能

泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

委中の効能を鍼灸書物3冊からご紹介します。
日本の書籍ばかりなので、腰痛が多くなっています。
中国の先生は半身不随などありますが
中国とは来院する患者層が違う事があるので仕方がないかもしれません
日本は腰痛、肩こりが多いですが
中国は半身不随やガンの患者さんが多いです。

運動器系(腰背痛、坐骨神経痛、膝痛、ふくらはぎの痙攣、下肢痙攣、半身不随など)
消化器系(急性胃腸炎、腹痛、痔など)
その他(排尿障害、湿疹、じんましんなど)

他にも鼻血や乳腺炎、脱毛症なんかにも効果があったと報告がありました。
古くから『腰背の病は委中』と言われています。
腰部椎間板ヘルニアに有効だった報告のうち
委中は7162例あり一番でした。
ぎっくり腰にも良いですが
縁里庵かつもと鍼灸院は腰腿点を使う事が多いです。
腰腿点の場所はこちらから

2冊目の委中の効能をご紹介します。

坐骨神経痛
腰痛
膝関節痛など

最後3冊目の委中の効能になります。

坐骨神経痛
膝関節炎
リウマチ
腰痛
頭痛
など
多くは鍼して灸はなるべく避ける
必要とする場合は小さくする
化膿しやすい場所だから

委中央、血郄、郄中、腿凹など別名がある

委中の刺激方法

委中の刺激方法をご紹介します。
縁里庵かつもと鍼灸院では鍼を使う事が多いですが
お灸も使い方があります。
上記の説明に合った通り化膿しやすい部分になりますので
直接灸はやらない方が良いと考えています。
棒灸は10分から20分

棒灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

せんねん灸など台座灸5~7回

おQ気分/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

ショウガ灸や附子灸など隔物灸5~7回

附子灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

家庭ではマッサージが良いと思います。
強く押すと痛みが強いので
膝を曲げた状態で優しく押さえてください

今回は委中をご紹介しましたが
家庭でセルフケアとして行いやすいお灸は使い辛い場所になります。
ぎっくり腰などの場合委中を押しにくい状況なら
腰腿点をお勧めしています。
痛みが感じるほど押さえながらゆっくり身体を動かしてください。

それでも良くならないときは泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

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