月経困難症と温灸

月経困難症/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おははようございます。
大阪泉佐野市縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は月経困難症と温灸をご紹介します。
先日更新した妊娠期のお灸と同じ
論文提出の内容を参考にさせて頂き
ご紹介させていただきます。
研究されたのは
明治国際医療大学学長「矢野忠」先生
東京有明医療大学保険医療学部鍼灸学科教授「安野富美子」先生です。

目次

月経困難症と温灸

効能/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

月経困難症は月経直前から月経時に下腹痛や腰痛など症状として、
悪心、嘔吐頭痛下痢などを随伴する日常生活に支障をきたす病的な症候群です。
原因は、月経時に子宮で産生されるプロスタグランジンによると考えられ、軽い月経痛は成人
女性の70%から80%に見られます。
また月経前の黄体期にも女性の70%から80%に不快症状があり
程度は軽度から重度までさまざまで、日常生活に支障をきたす場合を、月経前症候群(PMS)と言います。
研究1と研究2は専門学校の女子学生さんです。
研究デザインは前後比較で三陰交に毎日就寝前に1壮(1回)施灸しています。

研究参加者研究デザイン施灸部位
・方法
施灸期間評価結果論文
研究118例学生前後比較三陰交/
1壮・
就寝前
月経終了~次の月経終了月経随伴症状(MDQ)
月経痛を緩和
服薬錠数
月経随伴症状
月経痛を緩和
服薬錠数低減
加藤ら2017年
研究2A群10例
B群11例
C群9例
D群16例
前後比較三陰交/
1壮・
就寝前
A群排卵~月経開始まで
B群月経開始前・月経周期の1/8の期間
C群月経中
D群月経終了~月経日数分
月経痛(VAS)
月経随伴症状(MDQ)
A群のみ
月経痛下降傾向
MOQ現象
◎施灸期間の長さが
月経痛の緩和に影響?
中村ら
2018年

研究1の施灸期間は、月経終了から次の月経終了までで、評価は月経随伴症状(MDQ)、月経痛
および服薬錠数としています。
その結果、月経痛と月経随伴症状の緩和、服薬錠数の低減をみられたと報告されています。

研究2の施灸期間と時期の差が月経痛の緩和に与える影響を検討する目的で、対象者を施灸時期と期間の
違いにより4群に分けられています。
A群のみが月経痛の減少傾向及び月経随伴症状の減少が見られたことから
施灸期間の長さが月経痛の緩和に影響がある
と報告されています。

まとめ

お灸の研究結果をご紹介しました。
鍼の研究結果はたくさんありますが
お灸の研究結果は世界的に見ても数は少ないです。
そのなかでこのように研究されている先生方には感謝しかありません。
今回の研究で使われていたのは台座灸と言われ、せんねん灸と言う方が分かりやすいかもしれません。
せんねん灸は30種類程度、他社の台座灸は70種類近くあり
日本で販売している台座灸は100種類を超えます。
今回の研究でどの台座灸を使ったのかは分かりませんが
月経困難症(月経痛など)にセルフケアで使うなら
熱くなり過ぎない台座灸が良いと思います。
縁里庵かつもと鍼灸院のおススメはアロマ灸が良いと思います。

アロマ灸

4回計測し
最高温度は39.2度
4回の中で1番低い最高温度は33.7度
同じアロマ灸でも5度以上の温度差がありますが
他の台座灸でも同じです。
熱いタイプはさらに熱くなるので
アロマ灸なら熱くなり取らないといけないのはごくまれです。
もちろん全く0ではないので、熱い場合は早めに取ってください。
台座灸でおススメなのは火傷をしないように毎日行う事で
セルフケアとして効果効能を高めてくれる
と考えています。
出来れば毎日1回でも良いのでお灸をしてみませんか♪
それでも良くならないときは
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院にご相談ください。

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