おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は思い込みの痛みについて書きたいと思います。
内容的には患者さんが思い込んで痛いというわけではなく、鍼灸師や学生さんの思い込みの痛み
になります。
思い込みは痛い?

縁里庵かつもと鍼灸院には定期的に鍼灸師や鍼灸学生さんがご来院してくれますが
同業者ほど「鍼が怖い」「お灸が苦手」という話を良く聞きます。
私も色々な鍼灸院にお金を払って受けに行くことが多いですが
その鍼灸院のやり方を受け入れて体験します。
自分が得意不得意は放っておいてです。
最高のパフォーマンスを出してほしいからです。
同業者が来院されると
・太い鍼は苦手だから細い鍼で刺して
・てい鍼(刺さない鍼)で施術して
・鍼は苦手だからお灸だけで施術して
・お灸は苦手だから鍼だけにして
とか色々施術方法にリクエストがあります。
鍼灸師や鍼灸学生は敏感な方が多く
刺激に弱い方も多いです。
刺激が弱い方には弱い施術を行えば良いだけですが
実は鍼は思っているほど細いです。
縁里庵かつもと鍼灸院で身体の施術で使う鍼は0.20mmという太さ
日本人の髪の太さの平均は0.07〜0.08mm(0.05〜0.15mmが標準)なので
髪の毛くらいの細さの鍼を使います。
来院する患者さんは注射針と同じような太さと思われていますが、実際はかなり細いのです。
そして鍼灸師の先生や鍼灸学生は1番鍼(0.16mm)以下にしてほしい
と言われることが多いです。
鍼は
03>02>01>00>1>2>3>4>5>6>7>8
何の数字かというと
03が一番細く0.10mmと世界で一番細い鍼です。
8番は0.30mmと太くなっていますが
数字で考えると太さ的にあまり変わらなくないかな?という感じはあるかもしれません。
実際に触ってみると太さの違いに驚かれます。
だからこそ鍼灸師や鍼灸学生は食べず嫌いではないですが刺す前から嫌がる方が多かったりします。

実際に写真の鍼は長い方が8番(0.30mm)、短い方が3番(0.20mm)になります。
写真で見ても少し太いのが分かりますが、見た感じは少しの差だと思います。
私は「固定概念を壊す」ことは大切だと思っていて
〇〇が苦手と思うと自分の可能性を狭めることになると思っています。
自分が太い鍼が苦手だから細い鍼やてい鍼(刺さない鍼)を習う
というのはよくありますが、細い鍼で全ての疾患を対応できれば良いですが
太い鍼しか効かない人もいます。
もちろん細い鍼しかダメな人もいます。
鍼灸師はプロだからどちらも出来た方が良いと考えていて
変な固定概念はない(または少ない)方が良いと考えています。
実際に縁里庵かつもと鍼灸院に来院してくれた鍼灸師や学生さんで
太い鍼が苦手
という先生には内緒で8番鍼という太い鍼を刺すことがあります。
面白いことに刺されている事が気づかない方が多く
太い鍼が苦手だと固定概念が出来ている方が多かったりします。
例えば学生時代に太い鍼を刺されてしんどくなった(1回だけ)
その当時の刺した方が
・下手くそだった
・当時の体調が悪かった
・太いと思い込んで痛みが出た
場合もあります。
昔の経験で、今目の前にいる先生も断るのも勿体ないかな?と思ったりします。
もちろん本気で苦手な人にはそんな事はしないですが、固定概念はない方が視野が広がると思ってはいます。
まとめ
2026年4月19日にイベントを行いましたが
大ベテランの先生も参加していて、鍼灸実技をしてもらいました。
その時も「〇〇は痛いから受けません。」
という先生や学生さんもいたそうで、せっかく受けれるのに勿体ないな
と主催者の私は思っていました。
良いか悪いかは自分で体験しないと分からないですし
そこから患者さんが良くなるなら様々の技術を手に入れる事が重要ではないかと思ったりもしています。



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