パニック障害のぎっくり腰施術

ぎっくり腰/泉佐野の鍼灸

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はパニック障害のぎっくり腰の施術の臨床経験をご紹介させていただきます。
パニック障害のぎっくり腰でも変わらずぎっくり腰には鍼灸はよく効きます。

目次

ギックリ腰ってどんな病気?

正式名称は 「急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)」
ドイツ語で「Hexenschuss(魔女の一撃)」と言われるほど、突然「グキッ!」と激しい痛みが走るのが特徴です。
私も1回寝る前にぎっくり腰(魔女の一撃)になりました。
鍼灸師というのは便利なもので、自分でツボを刺激し朝には治っていました。
日本では通称 「ぎっくり腰」 と呼ばれていて、誰でも一度は聞いたことがある超ポピュラーな腰痛です。

どんな人に起こりやすい?

ぎっくり腰

・ 20〜50代の働き盛りが一番多い
・重いものを持った瞬間
・ くしゃみ・咳をした瞬間
・朝起きて顔を洗おうと前かがみになった瞬間
・長時間デスクワーク→急に立ち上がったとき

要するに「普段やらない動き」をしたときに発症しやすいです。

医学的に何が起こっているの?

実は「腰椎がズレた」「椎間板が飛び出した」わけではありません。
最も多い原因は以下2つのどちらか(または両方)
① 腰の筋肉・筋膜の微細な断裂・炎症
 → 筋肉が急に強く伸ばされたり縮んだりして、小さな傷がつく
 → それが炎症を起こして激痛に!
② 腰椎の関節(椎間関節)の捻挫
 → 背骨の小さな関節が不自然に捻れて、関節包や靭帯が傷つく
 → これも激痛+動きが制限される
※まれに椎間板ヘルニアや骨折が隠れていることもありますが、
普通のギックリ腰の9割以上は「筋肉・関節の急性炎症」です。

以前母がぎっくり腰だから往診に来てくれないか?
とご連絡をいただき行ってみるとぎっくり腰ではなく圧迫骨折の疑いがあり
病院受診を勧めました。
実際に行ってみると圧迫骨折で、ご高齢の方は骨が脆くなっているので、くしゃみなどでも
骨が折れる可能性もあります。
病院勤務時代は整骨院で受けたマッサージで圧迫骨折になった患者さんもいましたので
ご高齢の方はぎっくり腰かも?と思っても最初は病院受診をお勧めしています。

昔は言われてたけど「今は違う」こと

ぎっくり腰なら泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院へ/鍼灸院

× 絶対安静にしないとダメ → 今はNG
○ 痛みが我慢できる範囲で少しずつ動いた方が早く治る(最新のガイドライン)
× コルセットは長期間巻く → 長く巻きすぎると筋肉が弱る
○ 最初の数日だけ、痛みが強いときに使うのはOK

2025年現在の推奨される対処法

1.最初の48〜72時間
→ 痛みが強すぎて動けないなら横になってOK
→ 冷やす(アイスノンなど15分×数回/日)
冷やしすぎると治りが悪くなりますので、お気を付けください。
鍼灸はぎっくり腰になり早めに行う方が早く楽になります。
2. 痛みが少し落ち着いたら
→ 少しずつ動く(歩くのが一番おすすめ)
→ 温める(入浴もOK)
温めて痛みが出るなら温めない方が良いです。
3. 市販薬
→ ロキソプロフェン(ロキソニンSなど)やアセトアミノフェンは早めに飲んでOK
鍼灸をやった後に「念のため」にシップを貼ると炎症が起こる可能性があります。
鍼をした後は目には見えない傷口ができるので、シップを貼ると薬液が傷口を刺激をするのか炎症を起こったことがあります。鍼灸後はシップを貼らない方が良いです。

4. 病院に行く目安
• 足にしびれ・力が入らない
• 尿が出にくい・出過ぎる
• 熱が出る
• 1週間たっても全く良くならない
→ この場合はすぐに整形外科へ!

5.早めに鍼灸院へ
時間が経つと身体が痛みを覚えてしまうのか回復が遅れることが多いです。

「ギックリ腰は、腰の筋肉や関節が“急な負荷”で小さなケガをして炎症を起こした状態。
ほとんどの場合は1〜2週間で自然に良くなる“怖いけど命に関わる病気ではない”腰痛です。」

パニック障害の鍼灸施術

ぎっくり腰の鍼灸

ネット予約の備考欄に「私はひどいパニック障害ですが鍼灸施術中に発作が出てしまうかも・・・」
と書かれていました。
実際に来院してもらうと20代の女性ですが腰がっている昔畑仕事をしていて腰が曲がったおばあちゃんのような状態で来院されました。
ご両親も一緒に来院されていて、鍼灸施術を見守られていました。
縁里庵かつもと鍼灸院でのぎっくり腰の施術は江戸時代から続く日本伝統的な
全身施術を行い、ぎっくり腰の特効穴と言われているツボを狙います。
まずは仰向け脈や腹部を触診します。
仰向けで寝るのもお辛いご様子。
そしてうつ伏せ方から腰まで施術をし
横向き、仰向けと体位を変えてもらいます。
たびたび、「腰の痛みはありますか?」
と確認すると「痛みが軽減してます!」
と驚かれていました。
施術の最後に腰腿点に刺鍼をします。

ぎっくり腰

鍼灸を行うと6割程度は痛みが軽減します。
縁里庵かつもと鍼灸院の鍼灸施術で変化がない場合は違う病気の可能性も高いです。
稀にその場では変化がなく、次の日変化がある方もいます。
施術が終わり身体を動かしてもらうと痛みが激減している
という驚かれていました。
服を着替えて頂きお会計を・・・
と思って施術室から出られると
元の腰の曲がった状態で出てこられました。
変わってないのか!?と驚きましたが
腰を伸ばすと痛いんじゃないかと怖かったみたいで、背筋を伸ばしてもらったら
「痛くない!」
と驚かれていました。
ぎっくり腰になると鍼灸施術で痛みが軽減しても恐怖心が残ります。
これは痛みがなくなり、動き回らないように身体の防衛本能かもしれませんね。

まとめ

パニック障害の患者さんでしたが、不安にならないようにお声がけをしながら施術を行うとそこまで不安にはならず発作は出ることはありませんでした。
パニック障害の方だけではなく、不安にならないようにお声掛けは常日頃していますので、不安などありましたらお伝えください。

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