おはようございます。
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
先日雨と強風の日に車を運転していると
二車線の道路に傘が落ちていました。
危ないな・・・と思っていると
傘とおじいさんが道路で倒れていました^^;
車通りの多いところだったので、車を停めて助けに行きましたが
起き上がることが出来ず
1人では持ち上げることもできない状態でしたが
別の車が停まってくれて男2人がかりで救助しました^^;
救急車を呼び来るまで待っていましたが
第一発見者の私が轢いたのではないか?
と2番目に救助に来た人が聞いていました。。汗
道路の真ん中で倒れていたらそう思いますよね^^;
新型コロナで病院が大変な状態になっているので、雨と強風で大変な時は無理して家から出ないようにしましょう。
と言うことで今日は鍼灸の刺激量のお話です。
鍼灸は山登りとよく例えられます。
どう言うことかと言うと
これは
山に登る方法は色々とありますよね?
なだらかな登り方
急な登り方
安全な登り方
危ない登り方
登山者の技術や経験、年齢によって
登り方を決めると思います。
鍼灸施術も同じようなもので
強めの刺激で早く変化を出す
弱めの刺激で少しずつ変化を出す
など
鍼灸師の技術や患者さんの年齢、体力、鍼灸の刺激にどれだけ耐えれるのか?
を
確認しながら刺激量を決めていきます。
強いから早く変化がでる
と言うわけではないのですね^^
例えば
高齢者の方の刺激量としては縁里庵かつもと鍼灸院ではお灸中心で刺激量は弱めにしています。
理由としては
鍼灸施術は免疫力を高める(正常な状態に戻す)ことを目的にしています。
高齢者の方の場合は免疫力が低くなっていることが多く
刺激を多くすると刺激に身体が耐え切らず
自分自身の免疫力を超えてしまい「怪我」になってしまうからです。
高齢者の方の場合は長い時間をかけて少しずつ良くする
方が合っているのかな?
と思います。
逆に働く世代の方の場合は
長い時間をかけて少しずつ良くする
のではなく
早い時間で良くする
方が
仕事をしながら鍼灸院に通う大変さを考えると良い場合もあり
鍼を中心に考えることが多いです。
もちろん
刺激が弱い方に強い刺激をするのではなく
その方に合わせる
ことが大切です^^
鍼灸には
鍼を100本刺す流派もあれば1本の流派もあります。
どちらが優れている
というわけではなく
患者さんに合わせる
と言うことが技術なのかな?
と個人的には思っています^^
そのためには患者さんとのキャッチボールが必要になります。
鍼灸施術を行い
次回来院した時に
次の日
楽になったか?
辛くなったか?
変わらないか?
を確認し
施術の刺激量を確認します。
患者さんの立場からすると
1度の施術で良くなって欲しい
と思いますが
初めての患者さんの場合は刺激量が分からず
最低3回は施術をして、その方の体質や刺激量を確認することが必要になります^^
何度も言いますが
鍼灸施術は患者さんとのキャッチボールが必要です。
1流の料理人がお客さんの顔を見ただけで、濃口と薄口
どちらが好みなのか見抜けないのと同じで
患者さんとのキャッチボールが重要になります。
医療は意療と呼ばれ
患者さん自身が自分の身体を意識することが
早く身体を楽にする1番の近道なんですね^^
以前患者さんに言われたことがありますが
「鍼灸をやった後に冷たいコカコーラを飲んだら美味しい」
鍼灸で血流を良くした後に冷たいコカコーラを飲み
血流と施術効果を悪くする
ということがありましたが
この経験から何度も施術の後はゆっくりしてもらう
事を伝えるようになりました^^;
意識をしないと身体が温もったから冷たいコーラを飲んだら美味しい
という感じになってしまうのかもしれませんね。
大切な事なので、何度も通ってくれている患者さんにも
鍼灸施術を行った後はスマホなど触らず15分ほどゆっくりと休んでください♪
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