お腹を温める温灸を新メニュー開発?

お灸

おはようございます。
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は縁里庵かつもと鍼灸院で新しくメニューに入れようかと思っている新メニューをご紹介します。
これから実験を繰り返して採用不採用を決めようと思います。
今回は3つありますのでご紹介します。

目次

山正のもぐさんの温灸

山正

前回工場見学を行かせてもらった山正の新商品です。
2種類あるのは山正130周年記念モデルで、刻印だけ違うだけで中身は一緒です。

もぐさんの箱灸という商品です。
縁里庵かつもと鍼灸院はお灸の煙を沢山出しますが
ほとんどの鍼灸院は煙は嫌がるところが多いです。
そんな鍼灸院向けに山正が販売したのは炭を使った箱灸です。
長い時間温めてくれるので深部まで温めてくれる温灸です。
これは既製品になりますので、開発というよりはどのように使おうか?
という感じになります。

山正

今までの炭灸では詰まっている為火がなかなかつきづらいという欠点もありました。
山正の新しい炭灸は炭の間に空洞が多く、火がつきやすくなりました。
便利にはなりましたが、炭灸自体が脆くなり強く握ると崩れる事もあります。

腹部灸

次は中国のお灸方法を参考にし、縁里庵かつもと鍼灸院独自の考えで行います。
現在の段階では艾を選定中です。
縁里庵かつもと鍼灸院では日本で販売する全ての艾があるため
腹部灸に1番最適な艾を調査中です。
そしてこの腹部灸は煙が下に行くという特徴があります。

動画は生姜灸ですが腹部灸は生姜は使わず艾だけになります。
生姜もかぶれる人がいるためです。
へその内側には、胃や腸、肝臓などの臓器を覆っている「腹膜」があります。これは神経がたくさんはりめぐらされた敏感な場所になります。へそのゴマを取るとお腹が痛くなるとよく言いますが事実になります。
おへそに艾の煙を送ることで、腸が温まるのではないかと思っています。

今回の腹部灸はまずは加工のしやすい艾を選び
その後に最適なお灸道具を選ぶまたは作ります。
今回ご紹介した3つの新メニューでは1番時間がかかるものかもしれません。

お腹の吸い玉

これは中国の道具になりますが
お腹に吸い玉を当てます。
それだけではなく、腹部によもぎシートを当てて、その上に吸い玉を行い
火をつけます。

熱感はそこまでないですが
吸い玉を外すと温かかったんや!?
と驚かれます。

吸い玉

購入した吸い玉は3種類あります。
動画の吸い玉は1番小さなタイプのものです。
吸い玉は中を真空状態にすると吸うので
陶器やガラス製品は脱脂綿にエタノールを付けて
火をつけ中に入れると吸い玉として使えます。
昔は牛乳瓶などで使われていたそうですが
縦長になると外れやすいので、私は試したことはありますが臨床では使いません。
また縁里庵かつもと鍼灸院では写真の吸い玉ではなく、使い捨てのプラスティックを使った吸い玉で刺絡(しらく)という手技を行っています。
整骨院やエステでカッピングと言われたりしていますが、吸い玉だけあてるのではなく
三稜鍼という鍼を刺して少量の血液出す鍼灸師にしか出来ない手技になります。
悪い血が出る事で、新しい血が産生されることで代謝を良くします。

まとめ

・もぐさんの箱灸
・腹部灸
・お腹の吸い玉

3種類ご紹介しましたが
どれが新メニューになるのか
全て採用か不採用かはこれからになりますが
私の身体でまずは実験を繰り返したいと思います。

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