おはようございます!
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は便秘の鍼灸施術を紹介します。
便秘は主症状ではあまり来られませんが
肩こりや腰痛など主症状があり、便秘もあるんです。
と相談されることが多い病気になります。
今回は便秘の西洋医学的な考えと東洋医学的な考え
セルフケアのおススメのツボをご紹介しますね。
便秘
便秘は排便の回数が減って、便が硬くなる事を言います。
普通1日1回排便がありますが、2~3日に1回
または週に1回しか便通がないこともあります。
便通がなくても症状がなければ医学的には差し支えないと思われますが
便通がなく不快感が伴うようなら原因を調べないといけません。
問題がある便秘
大腸で便の通りが悪くなること(大腸がん、直腸付近の腫瘍、腸の癒着)
肛門の病気(痔)
手術後の便秘
原因が分かっていない便秘もあります。
たかが便秘と思わず病院での検査も必要ですね。
東洋医学的な便秘
便秘と下痢は消化器官機能の停滞と亢進になり、裏表の症状です。
大腸腧というツボを使う事で下痢にも便秘にも効果が出る事もあります。
臨床をしていると便秘だけではなく、便秘と下痢を繰り返す患者さんもいらっしゃいます。
ストレス、過度な緊張、腸内細菌などが原因の過敏性大腸症候群などの病の方も鍼灸の適応です。
便秘の状況で、下痢になると便が蓋になり痛みで脂汗が出てします状況もあります。
便秘と下痢を繰り返すのも辛い状況になります。
東洋医学の場合は便秘だから下痢だからと区別はせず
お身体の調子の調整し
便秘の人は便の流れが良くなるように
下痢の人は便が硬くなるように施術を行います。
便秘におススメのツボ
便秘の時に使えるおススメのツボをご紹介します。
便秘の時だけではなく、定期的に使う事がセルフケアとしてツボを使っていく
事が大切になります。
場所:膝の少し下、向う脛(スネ)のちょっと外側です。
正確に説明すると「膝のお皿の下3寸、脛骨(スネ)の外の筋肉の上」に取ります。
しかし、3寸といってもよく分からないと思います。
ご自身の指4本分と考えてください。
場所:曲池(きょくち)のツボの部位は、肘(ひじ)の関節部分の上側。
ひじを曲げた時にできる横じわの延長上にあります。
場所;合谷は、親指と人差し指の骨が”合”わさる場所の、前の”谷”間にあります。
軽く手を開いた状態では、骨のすぐ前が谷間のように凹みます。
※普段から指を強く使うような方は、筋肉が発達して盛り上がってる可能性もあります。
赤色が学校で習う一般的な合谷で
青色の方が澤田流という流派の合谷です。
場所:お臍から親指幅1本分、上のところにあります。 人差し指を重ねてツボに置きます。
場所:おへそから指2本分下へ行った所
神門(澤田流)
場所:手首の小指側の真横骨と骨の間になります。
澤田流神門の効能は便秘になります。
澤田流は学校で習う神門とはまた違う場所になるため澤田流と名付けられています。
便秘は一般的なものになりますが
辛い症状にもなります。
あまりお薬を使いたくない方などには鍼灸も良い選択しだと思います。
便秘でお困りの時は大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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