おはようございます。
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
鍼灸院の掃除をしていたらはり100本の竹村先生に頂いた数珠が出てきました。
最近受けた京都ではなく東京ですね^_^;
鍼灸師の手の作り方は数珠を擦るようにしなさいと言われ気がつくとやるようにしていましたが最近忘れていました。
定期的やっていきたいと思います。
そして本題の鍼灸師の手の作り方
鍼灸師の手の作り方
私は学生の時もぐさを捻る時に手に汗が出て上手く作れませんでした。
手に汗が出るのは緊張している状態なので、慣れない事をすると緊張して汗が出るタイプだったのです^_^;
鍼灸師として向いていないかな?
と思っていました。
その時出会った本はこの本です。
有名書籍なので、鍼灸師の先生なら知らない人はいないと思います。
本の下にタオルの下に髪の毛を置いて、目隠しをして探してみたり、もぐさの違いを手の感覚だけで探しました。
練習をしていた学生時代は正直よくわかりませんでしたが…^_^;
中国研修の話
実は学生の時に何度か中国研修に行っています。
1回目は10回目か20回目の記念回で、有名な先生が沢山来ていました。
私の学校からは私一人だけ参加しており、知り合いもいない
初めての海外
結構しんどかったです^^;
しかしその時にお世話になった先生が今でもお世話になっています。
『鍼灸施術は簡単や!』
と夏の勉強会でそのような言葉を聞き
その先生が中国に行くのなら・・・
と中国行きを決めました^^
その話はまた機会があれば書きます。
2回目か3回目に行く時に私が橈骨神経麻痺という病気にかかりました。
中国に留学に行かれている先生が施術をしてくれていましたが、変化がなく
一週間遅れで参加する予定の盲目の先生に望みを託しました。
盲目の先生との出会い
中国の道具屋さんです♪
盲目の先生は私が参加した中国研修では必ず参加されていました。
今はもう参加はされていないみたいなので、学生さんは残念ですよね。
橈骨神経麻痺になり盲目の先生に症状を説明して、右手と左手の腕を触ってもらい
左右の細さの違いをすぐに見つけ
施術を受けると動かなかった手が動くようになり数回の施術で完治しました^_^
鍼灸って凄い!
と感動しました。
その盲目の先生は目は全く見えないですが、手の感覚が鋭い先生でした。
中国に研修に何度も行っていたのもこの先生に会いに行っていたと言っても過言ではありません。
中国研修中毎日先生の部屋にビールを持って教えてもらってました^_^;
毎日夜に顔を出して、臨床の話を聞かせてもらい
施術を受けていました。
私の脈診はその先生のやり方を参考にさせてもらっています。
先生が患者役の学生の脈診をする前に、私が先に脈を見て自分の考えと合っているのか?確認していました。
盲目の先生曰く
『私は目が見えないから勉強は君たちよりは出来ない。陰陽五行、色体表、流注しか分からないけど、ここまで身体を良くできる。目の見えている君達はもっと勉強が出来てもっと凄い鍼灸師になれるはずだ』
鍼灸学校では『鍼灸師では食べていけない』
と教わっていた学生時代の私には衝撃的な内容でした。
盲目の先生に数えきれないほど色々な事をお世話になりました。
感謝しています。
卒後にも鍼灸院を見学させても頂きましたが、長くなるので端折らせてもらいます。(すでに長くなっていますが…笑)
総本山の話
中国研修には日本の少林寺のような拳法の総本山に見学に行く
のもコースに入っていました。
総本山では針山の上に修行僧の方が正座で乗り、ブロックを乗せたり
剣や槍を扱い武芸を見せていただいたりしました。
最後に達人が学生と鍼灸師に手をかざし”気”を入れてくれました。
その時に盲目の先生に聞いてみました。
『気はありますか?』
分からない事は質問する
大切ですね^_^
盲目の先生曰く
“気は鍼灸師ならみんな出せる”
と言って私の手に”気”を当ててもらいました。
盲目の先生の手は温かく(どちらかと言うと熱い)なっていました。
ここからは少し私の解釈も入りますが
鍼灸師は人の体を触り、ツボやシコリを見つけ
そこに鍼を刺したり灸を据えます。
その時に手に意識を集中します。
意識が集中すると血液が集まり手が温かくなるのではないか?
と思います。
盲目の先生に
“赤ちゃんの手が理想”
と教わりました。
人の体を触っていると手が柔らかくなる
重たいものは持たない、硬いものには触らない
徹底していました。
盲目の先生の手を触らせていただくと
赤ちゃんみたいに手が柔らかったです。
それから講師の先生に握手を求める時に手のひらの柔らかさを確認するようになりました。笑
長嶋監督もテレビで
手が固い野球選手は二流で、一流は手が柔らかくなる
と聞いた記憶があります。
ほんまかは知りませんが。笑
まとめ
鍼灸師の手の作り方
めちゃくちゃ脱線しましたが。。^_^;
今日はまとめとして
鍼灸師は赤ちゃんの手を作りましょう!
患者さんが触られたときに気持ちが良い方が良いですよね。
また次回作り方を詳しく書かせてもらいます^_^
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