おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は先日参加したzoomセミナーで
「アイスを食べると身体が冷える?」
という話で、盛り上がり実際に試してみた
というはお話になります。
アイスは冷える?
顛末は患者さんがアイスを食べると体調を崩すけど、食べていいのか?食べない方が良いのか?
どう指導する?
という大雑把に言ったらそういう話になりました^^;
私は「たまに食べてもいいけど毎日はダメ」
と言う解答ですが
人によっては
「アイス一つくらいは身体に影響はないのではないか?」
という発言もありました。
アイスを食べたことはない人は少ないと思いますが
冷えるか?冷えないか?で考えると
お腹は冷えると感じる方は多いと思います。
しかし、本当に冷えるのか?
実際にサーモグラフィーカメラで撮影してみました。
アイスでお腹は冷える?
サーモグラフィーカメラは皮膚温を計測するので、胃の温度は計測できません。
皮膚温は上昇するのか?
皮膚温は下がるのか?
試してみました。
今回実験で使ったのはアイスモナカジャンボです。
何でもよかったのですがセミナーで題材に出ていたので買ってみました^^
アイスを食べる前はこの状態です。
お腹の温度は33.8度
部屋はストーブを付けています。
服をめくったまま出来るだけ動かず
アイスを食べてみました。
食べ終わった後のお腹の温度を見てみると
33.8度から34.6度に皮膚温が上昇していました。
これはアイスを食べると体温が上がる?
のでしょうか?
考察を考えてみました。
考察
アイスを食べると皮膚温が上昇したのが分かりましたが
体温は上がっているのか?
というと疑問が出ます。
アイスを食べた人はお腹が冷たくなっている
と感じたことが多いと思います。
お腹は冷えて皮膚温が上がる?
変だと思いますが
風邪になった状態を思い出せば少し分かりやすいと思います。
高熱が出ているときに何故か寒気がすると思います。
何故熱があるのに寒気?
と人間の生理学を考えてみると
体温が上がるのは身体に入ったウイルスを退治するために温度上昇をします。
温度上昇をしすぎると体内のたんぱく質が壊れてしまうので、汗を出したりして
体温を下げようとしているのですね。
つまり熱が出て寒気が出るのは、自己防衛本能なのです。
余談ですが風邪をひいたときに解熱剤はウイルスの手助けになります。
アイスの話に戻りますが
アイスを食べた後お腹が冷え、皮膚温が上昇するのは
冷えたお腹を温める為に皮膚温が上昇したのではないかと考察しています。
その30分後再度サーモグラフィーカメラで確認してみると
左がアイスを食べる前33.8度
右がアイスを食べてから30分後です。
温度は32.4度
食べる前よりお腹は冷えているのですね。
結論としてアイスを食べると
お腹に冷えたものが入り、一過性に熱を作り出し
その後散熱されお腹は冷えている
という実験結果になりました。
私の解答は変わらず
アイスはたまに食べるには良いですが
毎日食べるのはお腹が冷えるので良くないですね^^
身体が冷えて困ったときは大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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