おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は珍しい座布団型のお灸をご紹介します。
中国で販売されているお灸で、座布団の中にモグサを入れて温める
というものです。
前々から存在は知っていたのですが初めて購入したので、試してみました。
座布団型のお灸
座布団と言っても分厚い座布団にはなります。
真ん中の穴が開いている所にモグサを入れていきます。
座布団灸は鍼灸院(中国では病院)ではなく家庭用なのかもしれませんね。
蓋を全て取ってみると中身はこんな感じになります。
金属で覆われていて、モグサの火が生地に燃え移らないようにはなっています。
トゲトゲが多く
そこにモグサを刺すのかな?
と思い刺してみると
曲がっている部分がモグサを押し付けた部分です。
よく見るとモグサが刺さっている所は釘のようなものがあり、釘に刺して使うようでした。
なおさらこのトゲトゲは何に使うのか?
トゲトゲがない方が掃除もしやすく
怪我の恐れがあるのでない方が良いとは思いますが
何かしら意味があるのか、意味がないのか?
よくわかりません。。。笑
釘は4か所あったので、4か所にお灸を刺し
使用してみました。
ちなみに使用しているのは山正の切りモグサです。
金属の蓋を置きその上に布の蓋を置きます。
最初の写真の状態に戻るのですね。
少し煙が出ていますが写真では分かりづらいかもしれません。
そのまま蓋の上に座りました。
空気穴が無くなるときえるのではないか?
と思いましたが横にも空気穴があり
換気は考えられていました。
実際に使ってみると煙が顔に当たり
かなり煙たかったです。
熱さも我慢できるか?ギリギリのラインになりましたが
2度目に試したときに座る部分にタオルを敷き座布団灸を行うと
熱さも煙も熱すぎず、煙も気になるほど顔に当たらなくなったので
タオルを使い使用する方がよさそうです。
まとめ
座布団灸は日本では家庭で行うには向いていないとは思います。
煙がダメな場合は炭のお灸温暖灸を使うと問題はないかもしれません。
近々温暖灸での実験を行ってみます。
座布団灸を長時間座っていると、通常の座布団よりは硬いため
お尻が痛くなります。笑
座布団灸は臀部の温めで、中国式よもぎ蒸しは深部が温まる感じがします。
こちらもいずれサーモグラフィーカメラで確認してみたいと思います^^
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