おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は長強(ちょうきょう)というツボのご紹介です。
長強は私自身1度も使ったことがないツボで、これからも使わないだろうというツボです^^;
理由としては長強の場所がなかなか使えない場所にあるからです。
しかし、最近ではNHKの東洋医学ホントのチカラで長強の部位を刺激すると
尿漏れに効果的と話題になりました。
鍼灸院では行うのは難しくても家庭で行うなら
良いのかもしれませんね^^
それでは長強の場所と効能と家庭でのセルフケア方法をご紹介します。
長強
ツボと言ってもかなりの数がありますが
その中でも鍼がダメ、灸がダメなど禁止されているツボもあります。
長強はどちらも当てはまりませんが
使いづらいツボになります。
場所:尾骨(びこつ)の先と肛門の間にありますが、場所が場所だけに自分では分かりづらいかもしれません。
ツボの探し方は、うつぶせの状態で肛門から上に指をなぞっていき、尾骨に触れる直前付近を押してみましょう。
奥に響くような感じがるようでしたらそこがツボです。
NHKの東洋医学ホントのチカラではソマプレーンという道具を使い
長強付近を刺激をしていました。
Amazonなどで購入できますが場所が場所だけに家庭で行って頂くことをお勧めします。
長強への直接の刺激は縁里庵かつもと鍼灸院では行っていないですが
中国式のよもぎ蒸しなら長強にも刺激を行えます。
中国式のよもぎ蒸しなら韓国式のよもぎ蒸しと違い
服を脱がなくてもそのまま行える
事が特徴としてあります。
服を着たまま長強に30分程度温め刺激を行います。
尿漏れや不妊症、冷え性などに効果的です。
話がズレましたが長強の効能をご紹介します。
長強の効能
鍼灸の書籍から3冊に書かれている長強の効能をご紹介します。
消化器系(痔、脱肛、下痢、便秘など)
泌尿器生殖器系(排尿障害、陰部湿疹など)
その他(腰痛、尾骨痛、てんかんなど)
基礎研究では兎の長強への刺鍼には大腸の蠕動を調整する作用があり
緊張性の低下したものは亢進、緊張性の高い物は減弱させることが観察されています。
2冊目の長強の効能をご紹介しますね。
3冊目の長強の効能をご紹介しますね
痔疾
痔ろう
脱肛
てんかん
以上になります。
こう見ると昔の鍼灸師の先生は長強を使っていた
という事になりますね^^;
私自身は使ったことがないツボなので
実際の経験の話は出来ませんが
昭和初期の鍼灸雑誌にも紹介されていました。
家伝灸という一子相伝のお灸がありますが
そのなかで餅灸というのもあります。
餅灸は『ぬくめやいと』と言い痔疾の施術に長強など
その周辺に餅灸を行っていたみたいです。
長強へのセルフケア
家庭で長強にセルフケアを行うためには
ご自身でやって頂くことが大切になります。
ご高齢になり寝たきりなどご自身で行えない場合は
手袋をして衛生的に問題のない状態で行ってください。
長強のツボは現在では使えづらくなりましたが
昭和の前半までは確実に使われていたツボになります。
縁里庵かつもと鍼灸院では直接刺激をする事はありませんが
中国式よもぎ蒸しは使う事は出来ますので
尿漏れや不妊症などお困りの方は泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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