珍しい棒灸製造器と灸法

棒灸製造器

おはようございます。
大阪佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は日本では珍しい棒灸製造器と灸法をご紹介します。

目次

棒灸製造器

日本の鍼灸院では縁里庵かつもと鍼灸院しかもっていない(と思う)
棒灸製造器です。
中国から輸入した棒灸製造器
木製の棒灸製造器は持っていたのですが本格的なのを
棒灸セミナーを行うので購入してみました。

棒灸製造器

写真の棒灸製造器は木製で軽く使いやすいです。
こちらも日本では珍しいと思います。
中国から輸入した棒灸製造器は70キロという重さがあり
輸入できないという危険もありました。
そもそも重さが書いてなかったので、購入後気づきました
日本に輸入しても重すぎるので、配達の人はおろせないから人を手配して
降ろすようにと言われましたが
平日に人に来てもらう事が難しく、配達の人にも手伝ってくれないかと交渉し
無事に降ろせました。

棒灸製造器

患者さんからは〇体が入っているのか?
と驚かせました。

棒灸製造器

中身はこんな感じです。
説明書はついておらず
動画を見て作り方を覚える(メンテナンスや設定方法はない)
なかなかハードモードな棒灸製造器です。
そもそも重すぎて1人では箱から出せず
男性鍼灸師の先生が施術を受けに来てくれた時に手伝ってもらいました。
最初は巻くこともできず、不良品かと思いましたが
少しずつ覚えてきて、やっと巻けるようになりました。

棒灸に紅花という生薬を入れて、巻きます。
日本のメーカーさんに聞いても使い方が分からず
試行錯誤でここまで使えるようになりました。
紅花だけではなく、香附子やガラナなど生薬を入れて
棒灸として使うことで効能が追加されるのではないかと思います。
中国では漢方薬入り棒灸は販売されていますが
日本では中国で販売している漢方薬入り棒灸を輸入して販売してはいますが
日本で製造販売はしていません。
法律の関係も大きいとは思います。
縁里庵かつもと鍼灸院では棒灸の販売はせずに
縁里庵かつもと鍼灸院内で使う事を考えています。

生姜灸

生姜灸は昔から日本でも行われていますが
中国でも良く使われています。
今回は中国で行われている変わった生姜灸をご紹介します。
やり方は11月に行われる
温灸&隔物灸セミナーでご紹介します。

通常煙は上に上がるのが普通だと思います。
この生姜灸は下にも煙が行きます。

生姜のエキスが出ているのか黄色くなります。
にんにく灸でもできますが、黄色ではなく、白色になります。
効果は分かりませんがお腹はポカポカとします。

温灸もぐさ作り

こちらも温灸&隔物灸艾セミナーでご紹介する道具ですが
温灸もぐさを作る道具です。
個人のお灸教室などイベントではすり鉢で作ることが多いですが
この道具は中国の道具です。

乾燥したヨモギを木箱の中に入れて
擦ります。
網がある蓋を付けて裏返しにして
粉を落とすと温灸もぐさができあがります。
今回は三つ紹介しましたが
日本ではどれも珍しいものです。
セミナー参加者には全てご紹介しますので
ご参加お待ちしております。

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