おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はうつ病の鍼灸施術をご紹介します。
何度かうつ病のブログは何度か書きましたが
今回は東洋医学的な話も含めたうつ病を説明をさせて頂きます。
泉佐野市でうつ病の鍼灸施術
歴史的に安定してくるとうつ病や精神疾患が増えてくると言われています。
今の日本は物価が上がり給料が上がらず大変ではありますが餓死で亡くなる
という人は少数だと思います。
日本の歴史で精神疾患が増えていたのは江戸時代
と言われています。
江戸時代もいざこざはりましたが260年間続いたという事では長期間安定していました。
安定する状況は精神疾患が増えやすいという状況になります。
今は社会が複雑になり、変化が激しくなり、緊張し精神的不満が気うつとなり
「生きる希望を失う人」が増える原因になっています。
警察庁の発表によると自殺者数は昨年度は2万人を超え、ピーク時の平成15年の3万4千人よりは減っていますが
それでも沢山の方が自殺で亡くなれています。
自殺者のうち60~70%はうつ病と言われており
うつ病の対策は必須だと考えています。
縁里庵かつもと鍼灸院ではコロナ禍になり、うつ病や精神疾患の患者さんが増えました。
これはコロナの悪い情報が増え過ぎたこともありますが、コロナ禍になりいつ終焉するのか?
など先が見えない不安も多いと思います。
鍼灸施術を行っていると
継続して続けて頂けた患者さんはほとんどが良くなり
鍼灸を卒業されていく方が多いです。
その辺りを説明していきます。
身体を良くすれば心も良くなる
鍼灸師は身体に鍼灸をするだけの資格です。
施術中に会話などはしますが、精神科医と違い専門的な知識は学校ではあまり習いません。
卒後独学では習いますが、専門は「身体の良くする」仕事です。
身体を良くすると心も良くなる方が多いです。
コロナ禍になり来られた患者さんで
精神的に追い込まれ2年間寝たきりになった患者さんがいました。
鍼灸を行う事で、仕事をする事が出来、1人でも旅行に行けるようになり
かなり回復されています。
他にも睡眠時間が2時間しか寝れなくなり
鍼灸に来られた患者さんも
何度か施術を行うと段々と睡眠時間が増え
正常な時まで戻った方もいます。
他にもコロナ禍になり、うつ病や精神的にダメージを受けて
鍼灸施術で良くなった方はたくさんいます。
一回で劇的に良くなる
わけではありませんが
身体を良くするように鍼灸をするとうつ病は改善される方が多いです。
うつ病は首コリから?
コロナ禍になる以前からうつ病や精神疾患の患者さんを施術していると
首の緊張が強い方が多いです。
首にコリが出来ると、24時間首を絞められている状態になります。
頭は酸欠状態になるのですね。
酸欠状態になると
・人の意見が聞けなくなる
・何故自分の言う事を理解してもらえないのだろうか?と思うようになる。
縁里庵かつもと鍼灸院ではイノシシ型の脳と呼んでいます。
これはイノシシと同じで前猪突猛になり、前しか見えなくなります。
隣から助言を貰っても理解できない
自分の言う事を理解してもらおうと頑張るけど、会話にならない事が多いです。
実際にあった症例ですが
職場の同僚がうつ病になり、助ける為に試行錯誤をしていたら同じくうつ病になった
という症例です。
「家族からそこまでせんでも良いんちゃう?」
と助言がありましたが
「私が助けないとダメ!」
とイノシシのようになっていました。
先ほど説明した
人の意見は聞けない&自分の意見は伝わっていない
状態ですね。
患者さんの鍼灸施術を行いながら同僚のうつ病を鍼灸で改善できないか?
と相談を受けていました。
最後に首肩のコリを取っていると
「はっ!!」
と叫ばれ
何が起こったのか?
と思っていると
「私間違ってました」
「そこまでせんでもいいですね。家族が言っていた事も今理解しました」
と言われました。
首肩のコリがなくなることで、頭に血液が送られ
血液は酸素を含んでいますので、頭の酸欠状態が改善し
話を理解できる状態に戻った
という症例でした。
今回の症例が特別というわけではなく
身体(特に首と肩)を良くすることで
うつ病が改善されることが多いです。
東洋医学的なうつ病
東洋医学的なうち病は「肝気の滞り」です。
専門用語になり分かり辛いので、説明しますね。
肝気というのは
東洋医学的な肝臓で、西洋医学的な肝臓とは少し違います。
肝臓はストレスを溜める臓器として有名ですが
東洋医学では肝臓に魂があり「行動する気」と言われています。
人は誰でも願望があり、それを実現するために頑張りますが、実現しないときに魂は目的を失い
抑うつ状態になり、肝の気が滞る
と言われています。
最近は介護、子育て、病気、仕事、スマホ、ニュースなどストレスが溜まる事が多くあります。
この環境を変えれるのは、スマホやニュース程度でほとんどが環境を変える事が出来ず
ストレスが溜まり抑うつ状態になりやすいです。
鍼灸施術はこの状況を変える事は出来ませんが
身体の施術を行う事で、心を安定を取り戻せるお手伝いは出来ます。
うつ病になり時間が経てば、改善するのも時間はかかります。
早めに鍼灸を行う事を推奨しています。
うつ病の症例
身体の施術で心の安定を取り戻した症例のご紹介です。
女性の患者さんで、もともと精神的な問題ではない来院でした。
2度目の来院時に「お父さんと喧嘩をしなくなった」
と告げられました。
話を聞くとお父さんは余命宣告を受けており
その事で攻撃的になりよく喧嘩をしていたみたいです。
鍼灸をして身体が良くなった事で、精神的な余裕が出来
「もう長くはないから優しくしてあげよう」と気持ちが変わったと驚かれていました。
イライラして怒っている人がいると
「身体の調子が悪いのかも?」
と思うようにしてあげると
少しは許せるようになるのかもしれませんね。
鍼灸師的には鍼灸や身体のメンテナンスをお勧めしています^^
鍼灸施術の対象or対象にならないうつ病
鍼灸は魔法のようなもの
と思われていますが中国では医学として存在しています。
医学は必ず適応不適応がります。
うつ病で鍼灸が対応しているもの、対応していないものを分けてみました。
鍼灸施術の対象になるうつ病
・軽症のうつ病
うつ病にも軽度、重度があり、重症の躁うつ病なると自殺のリスクが上がるので精神科の専門医にお願いしています。
・病院の薬でも効果がないうつ病
うつ病で来院されている方はほとんどが病院で薬を貰っています。
将来的には薬を減らしたい
と言われている方が多いです。
気を付けないといけないのは「鍼灸を行ったからすぐに薬を止める」ではダメです。
薬は続けながら鍼灸を行い
まずは身体と精神の状態を安定させていく(余裕を作る)
ことが大切です。
余裕がない状況でお薬を止めると、薬で押さえていたものが一気に出たときに
耐えれません。
まずは耐えれる身体と精神状況を作る事が大切ですね。
お薬を減らす状況になったら精神科の先生とご相談の上減らしていく事を推奨しています。
鍼灸施術の対象にならないうつ病
・うつ病と躁状態を繰り返す双極性の精神疾患
この場合は鍼灸の効果に限界があるため難しいです。
・統合失調症
鍼灸単体では難しく、病院と併用をお勧めしています。
うつ病の予防のお勧めのセルフケア
うつ病の予防にお勧めのセルフケアをご紹介します。
太衝(たいしょう)
場所:太衝は足の甲にあります。
足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所です。
足の親指と人差し指の間に指を引っかけて、足の甲の方に上がっていくと、骨と骨が交差するところで止まります。
そのちょうど指先辺りが太衝になります。
ストレスがある方は押さえるだけで飛び上がる方もいます。
押して痛みがあったり気持ちが良い方が多いです。
あずきのチカラ
写真はお腹用ですが
肩首用を購入してください。
1日1回寝る前にでも肩首をあずきのチカラで温めて血流をよくして
筋肉も緩めてください。
運動
病院で良い薬を貰うより
運動が1番の薬です。
ランニングのように走る必要はありません。
人間が走るというのは獣に追いかけられている
状態になり交感神経優位になります。
ウォーキングで景色を見ながらゆっくりと歩いてください。
週に数回
辛いときは無理をしない事が大切です。
食事療法
食事はファストフードや揚げ物ではなく
季節の食べ物を中心に野菜も取るようにしてください。
よく噛んで、ゆっくりと食べるようにすると胃腸に負担をかけません。
鍼灸施術
上記の家庭で出来る事をやりながら
もっと早く調子を良くしたいときは
鍼灸施術を行うと良いです。
どれか一つだけ
ではなく同時進行で、継続的に続けていく事が
うつ病施術で大切なことになります。
うつ病になった方は1日でも早く良くなりたい
と思いますが
焦ると改善が遅くなります。
気持ちに余裕を持ち
少しずつ改善していこうという心持が1番早く良くなる方法になります。
うつ病でお困りの方は大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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