おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は不妊症の鍼灸施術についての臨床例をご紹介させていただきます。
HCGと言っても聞いたことがない方がほとんどだと思います。
HCGはヒト絨毛性ゴナドトロピン(Human chorionic gonadotropin)というホルモンで
早期の妊娠検査はHCGの検出や測定によるものになります。
今日のブログではHCGが低いと言われた患者さまがどう変化したのか?
ご紹介させていただきます。
ヒト絨毛性ゴナドトロピンとは
ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、受胎の直後から胎児の栄養膜合胞体層(胎盤の一部)で作られる。その役割は卵巣にある黄体の分解を防いで、ヒトの妊娠に重要であるプロゲステロンの産生を保たせる。hCGの別の働きに、例えば母児免疫寛容へ影響していると考えられている。早期の妊娠検査はhCGの検出や測定によるものである。Pregnyl、Follutein、Ovidrelといった薬品(いずれも日本国外での商品名。日本では『ゴナトロピン』など多数)は有効成分に絨毛性ゴナドトロピンを使っている。これらの製剤は排卵を誘発する黄体形成ホルモンの代わりに補助受胎(ART、いわゆる不妊治療)で使われる。
引用元:ウキペディア
妊娠検査ではhCGの血中または尿中レベル計測して受精卵の有無を示す。特に、殆どの妊娠検査ではhCGのβサブユニット(βhCG)に特異的な抗体を用いる。検査で重要なのはhCGがLHやFSHと混乱して擬陽性の出ないことである。(後者の2つは体内で異なったレベルで存在しているのに対し、hCGは妊娠中を除き無視できるレベルである。)尿検査は25~100mIU/mlを検出できるクロマトグラフィーの免疫測定法である。尿はhCGレベルの高い朝の最初の尿でなくてはならない。もし尿の比重が1.015を越えていた場合、尿は薄める。血清検査では2~4mlの静脈血を用い、βhCGを5mIU/mlを検出でき、その濃度を定量可能な放射性免疫測定法(RIA)である。βhCGの定量できることは子宮外妊娠かどうかを見たり、胚細胞腫瘍や栄養膜腫瘍を監視するのに便利である。胞状奇胎では胚が存在しないのに高濃度のβhCGが産生されるため、妊娠検査で擬陽性を出す。
不妊症の症例
縁里庵かつもと鍼灸院に来院されている不妊症の患者さまが
「移植後9日目の判定日でHCG45と低く妊娠継続は半々」
と医師に言われ鍼灸を行うと数値が上がるとネットに書いていましたが
本当ですか?
と相談を受け鍼灸を行いました。
ご家庭で行う事は「身体を温める」と簡単な事です。
鍼灸院では身体全体の血流を上げ腹部に温灸を行います。
家庭ではあずきのチカラを使って、寝る前に腹部を温めて頂きました。
温める部分は腹部のツボは2種類
ご紹介しますね。
関元穴
場所:おヘソから指4本分を下にいったところにあります。
疲れるとペコペコにくぼみます。
大事な内蔵が集まっている部分なので、指圧する際は、強く押し過ぎないように注意しましょう。
温熱は深く入れたいので、せんねん灸を何度も使うと費用が高くなりますので
火をつけるせんねん灸より火をつけないせんねん灸太陽か
長時間温めるあずきのチカラを使う方が良いです。
中極穴
場所:神闕穴(おへそ)の下側に指をあてて、まっすぐ下に指幅4本分
(人差し指から小指までを合わせた幅)下がった箇所にあります。
中極はきわどい場所になり、縁里庵かつもと鍼灸院では女性には使っていません。
しかし、不妊症に効果があるツボになるので、ご家庭であずきのチカラを使って温めてもらっています。
関元穴も中極穴も
あずきのチカラなら一緒に温める事が出来ます。
毎日眠る前に使っていただきました。
1週間に2度鍼灸施術を行い
次の週に病院でHCGを検査して頂くと200まで上昇していました。
現在はその患者さまの胎児は心拍を確認するまで成長しています。
もちろん、お腹を温めるだけではなく
冷たい飲み物や、食べ物などは極力減らして
規則正しい生活など行う事が大切です。
この患者さまもまず安定期まで行き、無事出産できるようにサポートさせていただきます。
不妊症でお困りの方は泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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