おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は気圧の変化と鍼灸施術をご紹介させていただきます。
気圧とは?
気圧(きあつ、英: Atmospheric pressure)は、大気によって物体に及ぼされる圧力のことを指します。
地球の表面に存在する大気は、地上から上空に向かって重力によって圧縮され、大気層が形成されています。
この大気の重さが、地表面に対して一定の圧力を生じます。この圧力が気圧です。
気圧は通常、ヘクトパスカル(hPa)やミリバール(mbar)などの単位で表されます。
また、古くから用いられてきた単位として、ミリメートル水銀柱(mmHg)やインチ水銀柱(inHg)などもあります。
大気は地表から上空に向かって薄くなっていきます。
地上では気圧が最も高く、高度が上がるにつれて気圧が低下します。
気圧の変動は天候や気象条件と密接に関連しており、気圧の変化によって高気圧(気圧が高い状態)や低気圧(気圧が低い状態)などの気象システムが形成されます。
気圧の変化は風や天候の変動に影響を与え、気圧の地理的な分布によって風の流れや気象パターンが形成されます。
気圧はまた、航空や気象予測、気象観測、気象学など多くの分野で重要な指標とされています。
気圧の測定は、気圧計やバロメーターなどの装置を用いて行われます。
気圧病とはなんですか?
気圧病とは一度は聞いたことはあると思います。
気圧病ご紹介しますね。
気圧病(きあつびょう、英: Altitude sickness)は
高地に急激に移動した際に、体内の酸素濃度が低下することによって引き起こされる健康問題です。
高地病とも呼ばれます。
高地に上昇するにつれて、気圧が低下するため、酸素の供給が不足し、体が適応する前にさまざまな症状が現れることが特徴です。
気圧病の主な症状は以下の通りです
頭痛: 比較的軽度から激しい頭痛が現れることがあります。
特に前頭部や側頭部に痛みを感じることが多いです。
めまいと吐き気: 頭痛と共に、めまいや吐き気が起こることがあります。
これは体内の酸素不足による影響です。
息切れ: 酸素供給が減少するため、呼吸が浅くなり、息切れを感じることがあります。
倦怠感: 高度に急激に移動することで、体が適応する前に疲労感や倦怠感が現れることがあります。
むくみ: 高地に移動する際に、体内の液体が循環しづらくなるため、むくみが生じることがあります。
重度の場合の症状: 高地病が進行すると、重度の息切れや咳、発熱、意識障害などが現れることがあります。
これは高山肺水腫や高山脳水腫と呼ばれる状態に関連しています。
気圧病は個人差があり、一部の人々は特に敏感であると言われています。
高地に慣れていない人や過去に高地病の経験がある人、急激に高地に移動する場合などは、気圧病のリスクが高まる可能性があります。
高地病を予防するためには、高地に慣れるために徐々に移動することや、十分な水分摂取、過度の身体活動を避けることが重要です。
重度の症状が現れた場合は、速やかに下降して低地に戻ることが治療の一環とされています。
高地での滞在を計画する際には、健康面の注意を払うことが大切です。
気圧の変化が何故身体に悪いのか?
気圧の変化が身体に悪い影響を及ぼす原因や、気圧の変化がなぜ起こるのかについてご紹介します。
気圧の変化が身体に悪い影響を及ぼす主な原因
酸素供給の減少: 気圧が低下すると、酸素の濃度も低くなります。
これにより、高地にいる場合などでは酸素供給が不足し、体内の酸素不足が引き起こされ、頭痛やめまい、息切れなどの症状が現れることがあります。
体液の変化: 気圧の変化は体内の液体(特に血液やリンパ液)の流れに影響を与えることがあります。
気圧の低下によって血管内の圧力が変化するため、体内の液体が正常に循環しづらくなり、むくみや不快感が生じることがあります。
体組織への影響: 気圧の変化は体組織にも影響を与えることがあります。関節や筋肉に加わる圧力の変化により、関節痛や筋肉痛が増強されることがあります。
気圧の変化で起こる頭痛は鍼灸院に来院される頻度は高い傾向になります。
縁里庵かつもと鍼灸院でも頭痛での来院は多くあります。
気圧の変化の原因とは
気圧の変化は、大気の物理的な性質に起因しています。
大気は地球の表面に存在する空気の層であり、その上層ほど気圧が低くなります。
主な気圧の変化の原因は以下の通りになります。
天候の変化: 低気圧と高気圧の移動による天候の変化は、気圧の変化を引き起こす主な要因です。
低気圧が接近すると気圧が低下し、高気圧が接近すると気圧が上昇します。
高度の変化: 高度が上昇するにつれて、気圧も低下します。高山や飛行機の高度が変化する際には、気圧の変化が感じられます。
温度の変化: 温度の変化も気圧に影響を与えます。温暖な空気は膨張し、寒冷な空気は収縮します。これによって気圧が変化することがあります。
季節の変化: 季節によって大気の温度差が変化するため、気圧も季節によって変動します。
以上のような要因によって、気圧は常に変化しています。これらの気圧の変化が身体に影響を及ぼすことがあり、特に敏感な個人や特定の健康状態を持つ人々には影響が顕著に現れることがあります。
この敏感な個人というのは身体が悪い方が多い傾向にあります。
気圧と鍼灸
メインの話まで長くなりましたが
気圧と鍼灸のご紹介です。
気圧と鍼灸が何故関係しているのか?
ご紹介させていただきます。
鍼灸はその影響を軽減するのに役立つ方法として考えられています。
気圧の変化は特に高地や天候の変化によって感じられることがありますが
それがどのように健康に影響を及ぼすか、そして鍼灸がどのようにその影響を緩和するのかを見てみましょう。
気圧の変化は、空気圧が低下すると高地病や気圧性耳症などの症状が引き起こされることがあります。
高地病は、高地に急激に移動した際に体内の酸素濃度が減少し、頭痛、吐き気、息切れなどの症状が現れる状態です。
気圧性耳症は、耳の中の気圧と外部の気圧の差が引き起こす耳の不快感や痛みです。
ここで鍼灸が登場します。鍼灸は、体内のエネルギーバランスを調整し、気血の流れを促進することで、さまざまな健康問題にアプローチする伝統的な東洋医学の一部です。
気圧の変化による不快感や症状を軽減するために、鍼灸は以下のように役立つ可能性があります。
まとめ
気圧の変化は私たちの健康に様々な影響を与えることがあり、鍼灸はその影響を軽減する手段として活用されます。
気圧は目には見えないもので健康や鍼灸が影響するものだとは思われていません。
しかし、頭痛やめまいなど
身体には影響を及ぼす事があります。
特にお身体が弱っている時は顕著に出てきます。
鍼灸施術を行う事や、定期的に行っていることで
慢性的な頭痛を減らす事が出来ます。
頭痛やめまいなど
気圧が原因かな?
と思う事がありましたら
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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