おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は骨のゆがみや骨盤矯正についてご紹介させていただきます。
骨盤矯正
骨はゆがむの?
人間必ず左右差があるので
ゆがみます。
ゆがみを強制出来たら楽になる?
と考えると
これは私が鍼灸学校時代にカイロプラクティックを習っていた同級生の言葉
ですが
「左右の足の長さが違います。カイロで矯正をして同じようにします。何日持つと思いますか?」
という質問でした。
答えは「ベッドから降りて玄関から出ていくと元通り」
ある種パフォーマンスと言っていました。
強制して骨を真っすぐに
として側弯症で考えてみました。
側弯症
「側弯症(そくわんしょう)」とは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあります。
通常、小児期にみられる脊柱変形を指します。
左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)、などの変形を生じます。
側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあります。
側弯症は日本整形外科学会の公式から参照させて頂きましたが
簡単に言うと背骨が真っすぐになっておらず横に曲がっている
と言う状態です。
背骨を強制したら側弯症がよくなるのでしょうか?
軽度なら動く可能性がありますが
重度の方を動くのでしょうか?
背骨の中には神経が入っていて
無理に動かすと半身不随などになります。
実際首のアジャスト(首をポキポキ鳴らす)は国から規制されています。
SNSで「首鳴らし」が流行っていましたが
普通に危ないと思っています。
気持ちが良いから鳴らしたい
という気持ちは分かりますが・・・
あまりお勧めはしていません。
これからは鍼灸師的な目線で書かせていただきます。
東洋医学は「原因」を考えます。
西洋医学は「原因の取り除き」を考えます。
少し違います。
骨が曲がったなら真っすぐに
原因を取り除く考え方ですよね。
東洋医学は何故骨が曲がるようになったのか?
を考えます。
側弯症に関しては
原因が分からない突発性側弯症
と
原因が分かっている側弯症にわかれますが
骨が曲がる原因で鍼灸が対応できるのは
筋肉から来る側弯症になります。
筋肉がコリ骨を引っ張る事で長年にかけて、側弯症になります。
私自身も10年以上前から側弯症と言われていますが
しびれなどはないため放置しています
両隣の筋肉は凝っていて
現状維持の為に月に1回から2回鍼灸院に行っていますが
病を良くするには週に1~2回は必要です。
側弯症の原因が腫瘍などの場合はその原因を取り除かないといけませんね。
骨盤矯正や産後の矯正
産後の矯正は不妊施術を行い懐妊された患者さまから相談されることがありますが
不必要と伝えています。
産後の矯正を言い始めたのが
ここ最近だったと思います。
探してみましたがソースはありませんでしたが
子供の頃は言ってなかったんじゃないかと
もっと昔の江戸時代に産後の矯正はあったのか?
なかったならみんな産後に体調を崩していたのか?
と考えると
江戸時代は今より沢山の子供を生まれていたりするので
必要ないのではないかと思います。
どちらかといえば商売的に始まった
と考えています。
これは整形外科の先生も同じ意見でした。
骨盤矯正に関しては
商標という特許が2000年に取られていました。
つまりは2000年前後から骨盤矯正という名称が出てきたのですね。
22年程度の歴史です。
こちらも商売的に広がり
実際は効果は薄いと考えています。
ある鍼灸師の先生が鹿を猟銃で狩り
骨盤を100キロの男性の体重をかけた力で押しても
びくともしなかった
と報告されていました。
もし、100キロの男性の体重をかけて骨盤矯正されたら?
かなり痛くないですか?
それでも動かないなら
あまり意味はないと考えています。
もし動く可能性があるのであれば
骨盤周りにある筋肉を緩めてあげる
と骨盤に負担がかかっている場合には
良いと考えています。
家庭で気をつけれるポイントとしては
座った時に足を組む
を組まないようにする
だけでも違いはあります。
ほとんどの方が同じ方向に足を組む癖が出来ていると思います。
同じ方向に足を組むと負担のかかる筋肉が決まってしまいます。
骨盤がゆがまないように足をそろえて座るように心がけてみませんか。
些細な事と思われるかもしれませんが毎日何時間座って、
何時間足を組んでいるのか?
を考えると長時間足を組むのと週1回1時間施術を受けるのと
どちらの方が影響力が強いのか?
を考えると日常生活の方が強いですね。
気をつけましょう♪
鍼灸師は肉屋さん
整形外科は骨屋さん
筋肉の事なら鍼灸師が対応できます♪
骨が原因(骨折や脱臼、腫瘍など)は病院に任せています。
病院でレントゲンを撮り
骨には異常がない
なら縁里庵かつもと鍼灸院の鍼灸を受けてみませんか♪
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