おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はしょうが灸をご紹介します。
鍼は専門的になりますが
お灸は家庭で発展したと言っても良い位
昭和の初期までは各家庭で行われていました。
しょうが灸は隔物灸と言われていて
隔物灸はニンニク灸、みそ灸というのも隔物灸の仲間になります。
今回の記事ではしょうが灸と家庭で行いやすいしょうがパックをご紹介しますね。
しょうが灸とは
スライスしたしょうがの上にモグサを乗せるお灸です。
お灸の下にしょうがを入れるので、火傷のリスクを減らしているのです。
隔物灸(かくぶつきゅう)と言われています。
しょうがは身体を温める効果があると言われていますが
モグサの原材料のヨモギも温める効果があり
ダブルで身体を温める作用があります。
しょうが灸を行う事で身体の芯から温める効果がある為
昔から行われていました。
しかし、スライスする事が手間がかかる
モグサの煙が嫌
と言う問題から最近では鍼灸院でも行う所は減ってきました。
そこでしょうがパックを行い
しょうが灸の代わりとして使えないか?
とご紹介させていただきます。
しょうがパックとは
擦ったしょうがをお茶のパックに入れて、電子レンジで5秒温めました。
しょうがの汁はある方が良いですが多すぎると取り扱いが難しいので
少し絞っておくと使いやすいです。
しょうがパックやしょうが灸を行うと身体がポカポカとしてきます。
今回はサーモグラフィーカメラを使いしょうがパックとお灸
皮膚温が温まるのか?
試してみました。
生姜パックと生姜灸のサーモグラフィーカメラ
生姜パックと生姜灸の皮膚温を計測してみました。
温度が少しでも正確に取れるように場所は変えています。
生姜パック
生姜パックを電子レンジで5秒温めた場合は
31.8°から35.6°になっています。
3.8度温度上昇していますね。
電子レンジで温めているから当たり前かもしれませんが。
次は電子レンジで温めていない場合の生姜パックを計測してみました。
生姜パック(生)
35.3°から32.1°
-3.1°になりました。
温めていないので、皮膚温は下がりますよね。
しかし、温めた生姜パックを使った後に計測したので
部位が違っても身体が温まっているのが分かります。
温めたその場所だけが温まるのではない事が分かります。
今回の実験では全身の温度は計測していませんが
どの辺りまで温まるのか?は調べてみたいですね。
生姜灸
せっかくなので、生姜灸も計測してみました。
今回の計測では一度目は失敗してしまい
手の甲で再計測しました。
左手で生姜パックなどを行い、右手の甲に生姜灸を行いましたが
温度上昇はあるかもしれませんね。
34.3°から37.7°
3.4度温度上昇がありました。
まとめ
今回はサーモグラフィーカメラで計測しましたが
計測中も身体が熱くなり汗が出ていました。
何度も計測するために生姜パックや生姜灸を行っていたためだと思います。
この辺りの温度は持っているサーモグラフィーカメラでは計測は出来ないかもしれませんね。
生姜灸は家庭で行うにはハードルが高いですが
生姜パックは行いやすいです。
汗は出るので布団の上で行う場合は汗が出ても大丈夫なシートなどをひいて行う事をお勧めします。
私も使いましたが火傷をするのではないかと思うくらい
熱くなります(火は使っていないので火傷はしませんが肌が被れる人がいるかもしれません)
家庭でお灸がやりにくいときは
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
鍼灸専門の鍼灸院です。
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