おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は身体の不調を良くする話し
ではなく鍼灸の話をご紹介します。
日本と中国と韓国で鍼灸の違いはあるのか
ご紹介しますね。
鍼灸は東洋医学
と思われていると思います。
東洋医学というと中国も韓国も含めて
になりそうですが
実際は東洋医学と言っているのは日本だけになるのです。
日本→東洋医学
中国→中医学
韓国→韓医学
になります。
日本だけが東洋医学と全体的な主張をしていますが
他の国は自国の伝統的な医学として鍼灸や漢方は取り扱われています。
日本は専門学校3、大学4年
と最大4年(留年しなければ)で鍼灸師の免許を取れますが
中国は6年、研修医2年
と最大8年かかります。
韓国は6年、研修医4年
と最大10年かかります。
中国と韓国は鍼灸師という免許ではなく
医師になります。
来院される患者さんの病の違いは
日本は腰痛肩こり
縁里庵かつもと鍼灸院は腰痛肩こりだけではなく、不妊症や自律神経失調症が多いですが
中国、韓国は半身不随・癌・脳卒中などが多いです。
中国自体に肩こりの患者さんが自体が少ない
というのもあるかもしれませんが
わざわざ病院に行き自費で肩こりを受けたい
と言う方は少ないかもしれません。
中国に留学に行っていた方が当時月収7万円の中国人が3000円を払い1日おきに鍼灸を受けに来る
お金がないときは親せきから借りる
何度も通えないから痛くても我慢する
と言う話を言っていましたが
日本の鍼灸院に行くために親せきからお金を借りる人はほとんどいないと思います。
現在はお金持ちの中国人が増えたため
痛みの少ない日本の鍼灸師が需要があるみたいです。
中国では借金してでも身体を良くしたいから鍼灸へ行く
文化の違いかもしれませんね。
日本・中国・韓国痛みの違いは
痛みに違いがる?
意外かもしれませんが
日本と中国と韓国
鍼灸に痛みの違いがあります。
日本は刺激が少なく、気持ちよく
が発展しました。
これは中国人より痛みに弱いというのもありますが
日本は盲人の方に職を与えるという意味で
鍼灸と言う仕事をさせていました。
当時の日本は中国と同じで
鍼を直接皮膚に刺していましたが
盲人方は距離感がつかめず
痛みが強かったのです。
そこで考えられたのが筒に鍼を入れて叩くという
現在日本で行われている鍼の入れ方です。
これ入れ方のおかげで日本特有の痛みが少ない鍼が出来ました。
現在は中国や韓国でも同じやり方が取り入れられつつあります。
中国は小児はりでも大人が子供の手足を押さえつけ
鍼をする
という話を聞きました。
今は変わっているかもしれませんが
学者派と臨床派
と大きく分けて組みがあり
学者派は論文など多く出していますが
効かないというのはよく言われています。
西洋医学化で半身不随→同じツボを使う→効かない
という流れのようです。
この辺りは日本も学者と臨床で分かれているかもしれませんが
韓国は手に鍼を刺す
高麗手指鍼というのが有名です。
指の関節にも刺すので痛いです。
私は受けたくはないです。笑
日本にある足ツボのように
手に身体全身のツボがあり
その場所に鍼を刺すと効果がある
という考え方です。
私も中国や韓国に行き研修や道具屋さんに行きましたが
中国=本場=日本に合う
わけではないのです。
美味しい本場の中華料理屋さんが日本人の口に合うのか?
日本人に合わせた食事が美味しかったりします。
鍼灸で考えると日本人には日本人に合った刺激の弱い鍼灸の方が合っているのかな?
と思います。
日本の鍼灸は昭和の鍼灸が学校で習うメインになっていますが
縁里庵かつもと鍼灸院の鍼灸は江戸時代の鍼灸です。
江戸時代に日本人に合わせた鍼灸が出来上がったのですね
明治時代に鍼灸が一度淘汰され、昭和初期に復活した流れがあります。
江戸時代の鍼灸は学校では習わないので、少数ですが
泉佐野市では縁里庵だけです。
日本人に合わせた鍼灸施術を1度体験してみませんか♪
コメント