おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は刺絡という鍼の技法で捻挫が良くなったという症例をご紹介させていただきます。
一例は私の実体験で、もう一例は患者様の例です。
捻挫とは?

突然足をグキッと捻ってしまった経験、ありませんか?
多くの人が「ただの捻挫でしょ」と軽く考えてしまうのですが、実は正しく治療しないと一生の後遺症になることもある、とても重要なケガです。
捻挫とは
「関節に強い力が加わって、骨折や脱臼はしていないけれど、靭帯(じんたい)や腱、関節包などが傷ついた状態」のことです。
整形外科ではよく
「レントゲンで異常なし=捻挫」という診断になります。
つまり
「レントゲンに写らないケガ=捻挫」という覚え方が一番分かりやすいです。
病院に行くとまずはレントゲンを撮り何もしてくれない
と聞きますがレントゲンを撮ることで骨が折れていないか?を診てくれています。
その時点でもう診断はしてくれているのですね。
一番多いのは足首の捻挫(特に外くるぶし側の靭帯損傷)ですが、
指(突き指)、膝、手首、肩など、関節があるところならどこでも起こります。
捻挫の重症度(グレード)分類
現在最も一般的な分類は以下の3段階です。
| グレード | 靭帯の状態 | 痛み | 腫れ | 歩行 | 不安定感 | 回復期間の目安 |
| 1度(軽度) | 伸びただけ・微細な損傷 | 軽い〜中 | 軽い | ほぼ普通に可 | ほぼなし | 1〜3週間 |
| 2度(中度) | 部分断裂 | かなり強い | 中〜強 | かなり痛い・跛行 | 少し〜中程度 | 3〜8週間 |
| 3度(重度) | 完全断裂 | 激痛 | 非常に強い | ほぼ不可能 | かなり強い | 数ヶ月〜(手術もあり) |
「歩けるから軽い」は大きな勘違い!
2度・3度でも最初は歩ける場合がかなりあります。
主な症状(特に足首の場合)
ひねった直後に「ズキッとした痛み」
数時間で「腫れ」がどんどん出てくる
「押すと痛い」(圧痛)
「青あざ」(内出血)が出ることも
足を地面につけると痛い(荷重時痛)
重度になると「グラグラ感」・不安定感
受傷直後にやるべき応急処置【RICE(またはPRICE)の法則】
最初の48〜72時間が重要です!
**P**rotection(保護) → 患部を動かさない・負担をかけない
**R**est(安静) → なるべく体重をかけない
**I**ce(冷却) → 1回15〜20分、1日4〜6回(氷嚢or保冷剤)
**C**ompression(圧迫) → 適度に包帯・テーピング・サポーター
**E**levation(挙上) → 心臓より高く上げる(寝るとき枕の上に乗せる)
※最初の2〜3日は冷やす、その後は温める(血流促進)のが最近の主流です。
こんな時はすぐに病院へ!
歩けない・地面に足がつけられない
腫れが異常に強い・急速に広がる
ポキッ・バキッと大きな音がした
青あざが広範囲に出ている
3〜5日経ってもほとんど改善しない
以前にも同じ場所を何度も捻挫している
→ 骨折・剥離骨折・靭帯完全断裂・軟骨損傷の可能性あり
捻挫を繰り返さないための予防ポイント
実は捻挫の再発率は非常に高いケガです(特に足首)
足首の「インナーマッスル」(腓骨筋など)を鍛える
「バランス感覚」を鍛える(片足立ち・ボスボールなど)
スポーツ時は「テーピング」や「サポーター」を活用
疲れているとき・クタクタの時は特に注意
ヒールが高い靴・不安定な地面も危険
### 最後に
「たかが捻挫、されど捻挫」
気を付けましょう。
でも放置すると
「慢性の足首不安定症」→「繰り返す捻挫」→「軟骨損傷」→「変形性関節症」
という最悪のルートに…
何度も繰り返す場合は病院で診察を受けてください。
刺絡って?

刺絡とは専用の道具を使い、吸い玉で悪血という悪い血を少量出すことで改善を行う手技であります。
今回の捻挫ではお勧めのやり方です。
捻挫の症例1

この症例は私の経験談になります。
週に1回キックボクシングに通っていますが、ミット打ちをしてる最中に左のミドルキックをしました。
左のミドルキックは足を切り替えますが
その時に捻挫をしてしまいました。
その時は交感神経が優位だったので、痛みが感じずキックボクシングを続け帰宅しました。
次の日足が腫れていて、足を曲げると痛みがありました。
縁里庵かつもと鍼灸院に来て捻挫で腫れている部分数か所に刺絡を行い
夕方くらいになると足が曲がるようになりました。
痛みは残っていたので、毎日刺絡を行い
次の週にはキックボクシングをしても問題がなくなるほど痛みがなくなりました。
今回は骨には異常がなかったため早く治りましたが、病院でレントゲンを撮って行うことも大切です。
捻挫の症例2
韓国の方で、職場で外傷性の捻挫し韓国で刺絡を受けて日本でも受けたいと
ChatGPTで「刺絡が出来る鍼灸院」で検索すると縁里庵かつもと鍼灸院が出てきたから来院
今どきの来院方法だなっと思ったことと、ChatGPTで出るんだと驚きました。
韓国の刺絡は食いしばるほど痛みが強く、覚悟を持って来院されたみたいですが
日本の刺絡は痛みがほとんどありません。
元々日本人は痛みに弱く、鍼灸も出来るだけ痛みがないようにと発展してきた歴史があります。
この患者様も日本の刺絡を初体験していただくと痛みがなく驚かれていました。
私の経験談の症例と違い毎日刺絡はさすがにできなかったので、週1回で行いました。
刺絡を行うたびに痛みが軽減しますが、楽になると長時間歩き始め痛めるを何度か繰り返して
時間はかかりましたが職場復帰をすることが出来ました。
刺絡を行えない方

捻挫など刺絡が良く効く症状もありますが、刺絡は誰でも使える技術ではありません。
重度の貧血、血友病は行うことはできません。
身体が虚弱な方なども縁里庵かつもと鍼灸院ではお勧めしていません。
捻挫だけではなく、血流改善や体質改善に刺絡はお勧めしています。
まとめ
刺絡で捻挫は効果はありますが1度行えば完治というわけではないこともご理解ください。
通常2週間かかるのが1週間で楽になる
ような感じで回復が早くなることが多いです。
もちろん日常生活で無理を続けると治りは悪くなります。
捻挫で鍼灸が効果があると思う方も少ないかもしれませんが、捻挫でお困りの方は泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。




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