おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は意外と鍼灸院に多い心因性の腰痛をまとめてみました。
心因性腰痛とは?理由・原因と西洋医学的な治療アプローチ

原因不明の腰痛、実は「心」が関わっているかも
腰痛で病院を受診しても、レントゲンやMRIで異常が見つからないケースは少なくありません。
特に慢性的に続く痛みの場合、心因性腰痛(ストレス性腰痛、痛覚変調性疼痛)の可能性があります。
これは「気のせい」や「思い込み」ではなく、ストレスや心理的な要因が自律神経や脳の痛み処理に影響を及ぼし、実際に痛みとして現れる状態です。
慢性腰痛の多く(一部の報告では80%前後)が非特異的で、心因的要素が関与すると言われています。
当院のような鍼灸院では、こうした心と体がつながった痛みに東洋医学的な視点でアプローチできますが、まずは西洋医学的な理解が重要です。
心因性腰痛の主な理由と原因

心因性腰痛は、心理・社会的因子が強く影響します。
主なメカニズムは以下の通りです。
• 自律神経の乱れ:ストレスで交感神経が優位になると、筋肉が緊張し続け、血行不良が起こります。腰周りの筋肉がこわばり、痛みを生じやすくします。
副交感神経(リラックスモード)が働きにくくなるのも問題です。
• 脳の痛み抑制システムの低下:ストレスや不安が続くと、脳(前頭前野など)の痛みを調整する機能が低下し、通常は感じない程度の刺激を強く痛みとして認識します。
これを「痛覚変調」や中枢感作と呼びます。
• 心理社会的要因:仕事の人間関係、家庭の悩み、過度な責任感、心配性、うつ・不安傾向、睡眠不足など。痛みの場所や強さが気分によって変わったり、姿勢を変えても改善しにくかったりするのが特徴です。
• 悪循環:痛みへの不安がさらにストレスを増し、筋緊張や運動回避を招き、痛みが慢性化します。
チェックポイント例:痛みが一定しない、午前中に強い、食欲不振・不眠を伴う、検査で異常なし、など。
複数の当てはまる場合は心因的要素を疑います。
西洋医学的な治療法

西洋医学では「バイオ・サイコ・ソーシャル(生物・心理・社会)モデル」を基に、痛みの原因を多角的に捉え、非薬物療法を優先します。
薬だけに頼らず、生活全体を見直すアプローチが主流です。
1.教育とセルフケア
• 痛みのメカニズムを理解する(痛み教育)。不安を減らし、恐れ回避行動を防ぎます。
• 適度な運動継続を推奨。安静にしすぎず、日常活動を保つことが重要です。
2. 心理療法
• 認知行動療法(CBT):痛みに対する考え方や行動パターンを修正。ストレス対処法を学び、痛みの悪循環を断ちます。
• その他:マインドフルネス、漸進的筋弛緩法、感情表出を促すアプローチなど。
3. 運動・理学療法
• コアトレーニング、ストレッチ、有酸素運動(散歩・水泳など)。筋力を回復し、自信を取り戻します。
• 物理療法(温熱、電気刺激など)を組み合わせる場合もあります。
4. 薬物療法
• 一般的な痛み止め(NSAIDs)は効果が限定的なことが多いです。
• 抗うつ薬(特にSNRI系:デュロキセチンなど)や抗不安薬が使われることがあります。これらは痛み信号の調整や気分安定に役立ちます。
• 筋弛緩薬を短期的に併用する場合もありますが、長期的使用は避けます。
5. 多分野連携(リエゾン治療など)
整形外科・精神科・リハビリが連携。重症例では専門的な心身医学的アプローチが有効です。
鍼灸院の症例

縁里庵かつもと鍼灸院には30年前にヘルニアと言われて30年間腰痛だ
という患者様が来院されることがあります。
3か月以上続く腰痛で、慢性腰痛と呼ばれるものは心因性が原因の事も多いです。
医師から「これは大きなヘルニアだ」と言われると「大きいから悪いんだ」
というイメージがありますが、大きなヘルニアの方が身体に吸収されるのは早く自然に治りやすいです。
ヘルニアの痛みだと思っていたら実は脳が原因で痛みを作っていることが多くあります。
ぎっくり腰などは腰が原因ですが、慢性腰痛は脳から来ていることが多く
腰痛の鍼灸施術と脳(心)の鍼灸施術が必要になります。
長年慢性腰痛の方は時間がかかる傾向にありますが、継続して鍼灸を行うことで
腰痛が軽減することはあります。
腰痛は胃の状態に左右されることがあるので、食べすぎや飲みすぎなどしないようにして
胃腸を保護してあげるのと適度な運動をしてあげると慢性腰痛が日常生活には支障が出ない程度にはなる方もいます。
慢性腰痛だからと諦めず縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
まとめ
心因性腰痛は、心の負担が体に現れたサインです。
西洋医学では心理的アプローチと運動・教育が中心ですが、当院では鍼灸で血行促進・自律神経調整を図りながら、リラクゼーション効果や全身のバランス回復をサポートできます。
ストレスケアとして呼吸法や簡単な養生法もお伝えしています。
痛みが続く方は、まずは専門医で器質的疾患を除外した上で、縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
心と体を同時にケアすることで、改善の道が開けます。


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