おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はご相談にあった”吐き気”に効果的なツボのご紹介です。
そもそも吐き気ってどんなものなのか?
ご紹介しますね。
「吐き気」は、のどや胸、みぞおちの辺りに感じられる吐きそうになる差し迫った感覚のことです。 正式な医学用語では、「悪心・嘔気」といいます。 「嘔吐」は、胃の内容物を実際に吐いてしまうことです。
中年のおっちゃんが歯を磨いているときに”おえっ”となるのは
”吐き気”になります。
お酒の飲みすぎで中身を吐いてしまうと”嘔吐”になります。
吐き気から来る疾患は
胃、腸などの異常、胃腸炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、胃がん、虫垂炎
肝炎や胆石症、脳血管障害、メニエールなど
つわりやストレス、薬の副作用などもあります。
一度病院で検査して、異常がない場合は
鍼灸院で施術を受ける方が良いです。
今回は吐かない吐き気のツボになります。
軽度の方なら楽になる方もいますが
ツボといっても吐き気がなくなる
のではなく軽減するくらい
と思ってください。
ツボの場所は正確にここ!というわけではなく
大まかにこの辺り
という感じで思っておいてください
男性や女性でも身体の大きさは違います。
だいたいこの辺りと思いながら
手で押して
気持ちが良いor痛い
など反応がある場所にせんねん灸などを使い
セルフケアをしていきましょう
①内関(ないかん)
内関の場所は
手のひらを上に向け手首の真ん中から肘に向かって指2本分くらいの場所にあります。
押して突き抜けるような痛みや気持ちよさがあるのならその場所になります。
主訴:吐き気や嘔吐に効果的ですが
車酔いなど酔う前につかうと効果的です。
精神的なリラックスにも使われることも多く
自律神経失調症の方にはよく使います。
②中脘(ちゅうかん)
中脘の場所は臍と胸骨下端の中央に取る
中央に取るから中脘(ちゅうかん)と言います。
知りませんでしたがちなみに脘という漢字は「胃の内部」という意味もあるみたいです。
主訴:胃疾患
縁里庵かつもと鍼灸院では鍼ではなく温灸を10分~15分ほど置きます。
家庭では”せんねん灸”より”あずきのチカラ”の方が長時間温められて良いです。
③手三里
手三里は有名なツボですが
肘を曲げ横紋の外から指2本分手首側にあるツボ
押してコリコリしたものや気持ちが良い場所があれば
そこがツボです。
主訴:頭痛、頭重、胃腸関係、肩こり
東洋医学的に吐き気の考え方が
気が逆上する
と言う考え方になります。
手三里と後で紹介する足三里は引き下げのツボとして使われています。
④足三里
足の骨を真ん中から軽く押し上げ骨に当たった外側に押して気持ちが良い場所が足三里
主訴:胃腸関係
昔は長寿のツボと言われ、毎日お灸をすると長生きできると言われていました。
他にも飛脚の人が仕事前に足三里にお灸を据えていた
とも言われています。
香川の金毘羅山では旅館が旅人にお灸をしていたともあり
金毘羅灸と言われていたみたいです。
その伝承を聞き灸まんという饅頭が香川では販売されています。
全然関係ないですが販売している会社のHPを見ると
”灸まんうどん”
なんかもあるみたいです。
⑤太衝
場所:足の第1・第2の骨の間
主訴:のぼせ、めまい、精神疾患
にお勧めです。
ストレス性の吐き気の場合にお勧めしたいのが
①内関と太衝になります。
縁里庵かつもと鍼灸院ではほとんどの患者さんに使います。
精神的なストレスが多い社会という事もありますが
眼灸や耳灸の他に肩首に鍼を多く刺すことが多く
”のぼせ”状態になる事が多く
最後に太衝に鍼を刺し下にも血流が良くなるように
使う事が多いです。
他にも足三里も一緒に使います。
吐き気は妊婦さんや慢性的に起こる事もあります。
身体の調子を整え、ストレスを与え過ぎないように気を付ければ
吐き気が最小限まで抑えることが出来ます。
もう無理だと諦めずに泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院にご相談ください^^
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