おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
昨日は中国研修①をご紹介しましたが
今日は続編になります。
中国研修は
朝から晩まで鍼灸三昧になります。
1週間9時から17時まで中国の先生
夜から日本の鍼灸師の先生
を毎日習います。
私も体調を崩しかけていましたが
安くない中国研修なので、意地でも受講していました。笑
日本の鍼灸は腰痛、肩こり
が多いですが
中国は癌や半身不随などが多く
肩こり、腰痛ではあまり病院には来ない(高いから)
と聞いています。
当時月収7万円の方が一度の施術3000円の鍼灸を
受けに行くのはなかなかハードルが高いと思います。
施術回数は週に数回なので、なおさらだと思います。
日本でいうと月収21万の方が9000円を週数回払うような感じですかね。
日本ではなかなか難しいと思いますが
中国では親戚から借金をしてでも鍼灸も受けに行く
という流れが出来ているとの事でした。
しかし、病気=病院
ではなく
日本でいうほぐし屋さんみたいなリラクゼーションで
良くならないときは病院に行く
という流れみたいです。
※写真は卒後に行ったときに中国のほぐし屋さんで吸い玉をした後の写真です。
1年目の1週間コースは最後の日以外勉強になっており
17時終了で繁華街でご飯を食べに行く
という流れでした。
最終日に中国の鍼灸道具屋さんにみんなで行きますが
200人で一斉に行くと
取り合いになり
買いたいものが買えない
という残念な結果になりました。
実際に行ってみて思ったことは
中国で行う鍼灸は日本の鍼灸よりも
様々な疾患に対応し、実績を残している
視野が変わる
と思います。
鍼灸師や学生さんは1度は中国で研修を受けてみると良いと思います。
そして悔いが残っていた2週間コースに翌年参加してきました。
中国研修2回目の話になります。
今回は2度目の参加なので
知り合いも出来て
少し気楽に参加していました。
岸和田の学校からは私1人は変わらずですが(笑)
今回は何故か班長になり
全然知らない学校の学生をまとめる役になりました。
めんどくさいですね^^;
名簿を見てみると全員同じ学校で私だけが違う学校なので
その学校の子に任せた方が良いのではないか?
と思ってしました。
一気に10名ほど覚えないといけなくなり
名前と顔が一致しない・・・笑
とかとか思いながら
北京空港に着き
少し観光し
その時花の形をした腕時計を購入し
ホテルに着くと壊れていた経験で
チャイナクオリティの凄さを実感しました。
買ったときは動いていたんですけどね。。笑
その時別班の班長がいなくなり
「班長確認!」と言われ「班長いません!」
と少し盛り上がったことは当時参加していたメンバーと未だにネタにされています。
今回も10名ほど老中医と呼ばれる先生が毎日
セミナーを行って頂き
夜は日本の鍼灸師の先生に教えてもらう
を続け
残りの1週間は
中国の病院の見学や少林寺拳法のような総本山で
剣舞などを見せていただくというプランです。
まぁ観光のようなものです。笑
元町の中華街のような場所は中国にもあります。
入り口は何故かサソリの串焼きがあったりもします。
食べたことはないですが
前半よりも自由時間も多いので
鍼灸の道具屋に行ったり、万里の長城へ行く人も多かったです。
私は鍼灸師の先生と出来るだけ行動を共にして
教えて頂けることは何でも聞いていました。
せっかく行くので^^;
旅行のついでに研修
という学生さんも多かったですが
卒業してからも長期間の合宿のような経験はなかなか出来ないので
2週間の間にどれだけ経験できるのか?を考えて行動していました。
悔やまれるのは
お金がなくて、デジカメなど良い製品は買えず
普通のカメラで撮影したので、そこまで写真がない
という事です。
スマホはない時代だったので、ガラケーでも写真は撮ってなかったのか
今探しています。
そして鍼灸学校3年生の最後に3回目も行くことになりました。
3度目はもういらないかな?
と思っていましたが
1年生の時から中国で出会いった仲間の子たちと最後一緒に行こう
という話になり
最後の中国研修に行きました。
研修には行かないですが
卒後も定期的に中国や韓国には行っていました。
これまた鍼灸師も怖いからと誰も一緒に行ってもらえず
お土産だけ求められるので言わなくなりましたが。
ちなみに中国研修は2018年まで続いたそうです。
2019年からはコロナもあり、中止になり。
そのまま終了になったそうです。
こう思うと中国で本場の鍼灸を知る事が出来たのは
幸運だったかもしれないですね。
今の学生さんはコロナもあり、実技が出来ない
中国へ留学も難しい
良い部分もあるかもしれませんが
悪い部分も大きいかと思います。
行ける時に行っておく
行きたいと思ったときには行けない
のかもしれませんね^^;
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