おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は首の痛みの実際の症例をご紹介します。
首の痛み
今患者さんは12月頃から痛みが出て、2月になった今も痛みが続いているとの事です。
痛みは上下し、強くなったり弱くなったりしますが
左首の痛みがなくなる事はないとの事です。
首の痛みの他には足の冷えやむくみや
眠りが浅く、朝起きたときに疲れが取れないとの事でした。
普段は横向きで眠る事が多くそれも原因の1つにあるのではないかと言われていました。
鍼灸は美容鍼を受けたことがあるだけで、本格的な鍼灸は初めてです。
鍼灸は怖いと言われたので弱めの刺激から行う事にしました。
身体の状態
ほぐし屋さんなどでは、すぐに施術を行いますが
国家資格のある鍼灸院では、お身体の状態を把握することから始まります。
鍼灸を行う前に縁里庵かつもと鍼灸院でまず見るのは
脈診
腹診
背診
の3つになります。
新型コロナ前は「舌診」も見ていましたが
マスクを外すのが抵抗がある方が多く
現在は診ていません。
2023年5月からは診れると良いですね。
仰向けで脈診と腹診を行うと
ストレスが溜まっているタイプの患者さんだったので
お聞きするとストレスは溜まっていると言われていました。
鍼灸は統計学なので、ストレスの溜まる人は数千年の統計で脈やお腹を触ると分かります。
背診を行うと身体が緊張している状態がよくわかります。
これは気を使うタイプに多い緊張で、鍼灸が怖いから一時的に緊張している状況ではありません。
鍼を刺すだけではなく、手が近づくだけでも力が入る方もいます。
軽い鍼刺激を行うと一時的ですが治まる事も多く
鍼灸を続けていると緊張している身体が沈静化することも多いです。
鍼灸施術
縁里庵かつもと鍼灸院の鍼灸施術はうつ伏せから行い全身施術が主体になっています。
今回の悪い部分は首になりますが、首以外も刺激を行います。
これはコリで考えると、コリは渋滞で、首の渋滞以外にも腰や足など
悪い部分があるからです。
症状として足の冷えもあるので、足の血流が悪い事が容易に推察できます。
全身に施術を行い
仰向けで眼灸、耳灸を行い、足の冷えに足灸も行いました。
初回なので、足は写真のようには温度は上がってはいませんでしたが
患者さんは温かくなったと喜ばれていました。
鍼灸施術後
整骨院やほぐし屋さんとは違い
縁里庵かつもと鍼灸院では施術を行い
お身体の変化を確認して頂きます。
これは整骨院やほぐし屋さんは時間を売る商売になり
鍼灸院は効果を売る商売だからです。
自費で行い効果がないと来院してくれないから必要なチェックになります。
もちろん、重軽度で1度で全て良くならない方もいらっしゃいますが
何度も繰り返す事により変化を作っていきます。
例えば寝違えやぎっくり腰など急性の病は1回から2回が多いです。
今回の首の痛みは施術後動かしても痛みはなく
楽になったと驚かれていました。
1回の鍼灸施術では身体の緊張は取れないので
体質を変える為には最低3か月は定期的に施術を行う事が大切です。
体質を変えるのは1回で変化しないのか？
と聞かれることも多いですが
野菜不足の人が今日沢山野菜を食べたからと言って
血液検査や体質が変わるわけではなく
体質は3か月ほど経ってから変化してきます。
早めに鍼灸院に来院し、施術を続ける事で
お身体が楽な状態が続くことが出来ます。
首の痛みやお身体の不調でお困りの方は
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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