おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はみそ灸をご紹介させていただきます。
塩灸やにんにく灸は鍼灸学校で実技を習いましたが
しょうが灸とみそ灸は習ったことがなく
セミナーや書籍での知識になります。
各学校でも知識はあるけど作ったことがない
という先生はいるのかもしれません。
今回はみそ灸を作ってみました。
みそ灸とは
みそ灸は、江戸時代に各家庭で行われていた灸法で、各家庭でニラやショウガを入れたりしていたそうです。
みそ灸のやり方は
「和紙の上に味噌をのせ、その上にもぐさをのせて温める」
「味噌を同量の小麦粉と混ぜ合わせて円形か楕円形に盛り、その上にもぐさをおいて燃焼させる」
「ガーゼに味噌を塗りつけて、その上にもぐさをのせる」
「味噌ともぐさを混ぜて、1週間乾燥させその上にもぐさをおいて燃焼させる」
になりますが今回はもぐさを混ぜて使う方法を試してみました。
みそ灸作り
味噌は市販の味噌を使いました。
塩分が多い味噌が良いです。
カビが生えにくくなります。
今回はせっかく作るので、みそ灸だけではなく違うお灸も作ってみました。
塩灸
にんにく灸
しょうが灸
附子灸(トリカブト灸)
みそ灸(味噌だけ)
みそ灸(もぐさと味噌を混ぜた)
もぐさはせんねん灸の〇〇を使っています。
味噌ともぐさを混ぜます。
味噌だけだと柔らかいので、もぐさを入れる事で、硬さを作ります。
ある程度混ざったらにんにくと混ぜます。
にんにくとみそともぐさを混ぜたら
形を作っています。
にんにくみそ灸だけではなく、トリカブトを使ったお灸も作ってみました。
トリカブトは少量ですが
今回はお試しで作ってみました。
以前入手した附子灸は半永久的に使う事が出来ると聞いていますが
このみそを使った附子灸は長くても1か月程度で、20回ほどで香りがなくなる
と言われています。
新聞紙の上に乗せて1週間乾燥させます。
時間が経つと水分で新聞が濡れてくるので
定期的に新聞紙を交換しています。
茶色が3つだけあると思いますが
みそだけでもぐさを混ぜていないです。
もぐさをいれることで、硬さを出す事が出来ます。
みそだけだと柔らかすぎます。
上から
みそだけ
ショウガみそ灸(少量)
ショウガみそ灸(大量)
塩灸
になります。
ショウガが多い方が柔らかくなっています。
塩は水分を飛ばすのか
硬めになっていて、新聞紙の水分も少なめです。
1週間ほど寝かすと余分な水分が出て
少し小さくなり硬くなります。
みそ灸の上にモグサを乗せて
火をつけ温めます。
土台が温まり
熱が浸透してくるのが分かります。
棒灸とはまた違う温かさがあります。
近々サーモグラフィーカメラを使い
しょうが灸やにんにく灸で違いはあるのか?
を調べてみたいと思います。
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