生理痛と鍼灸

2024年4月8日2024年11月19日

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
生理痛がメインで来院されることは少ないですが
ほかの症状がメインで、生理痛もあります。
と言われることが多いです。
鍼灸と生理痛は相性が良く
生理痛の軽減される方が多いです。
今日は生理痛の説明と鍼灸施術をご紹介させていただきます。

生理痛とは？

生理痛は、生理中に下腹部を中心に痛みを感じる症状です。
多くの女性が経験する症状ですが、その種類や程度は様々です。
生理痛が原因で様々な症状が現れます。

学校や仕事に集中できない
家事や育児ができない
運動や外出ができない
人付き合いを避ける
欠勤や遅刻による収入減少
医療費の負担
生産性の低下
ストレスや不安
うつ状態
睡眠不足
疲労

生理痛で悩まれている方が多いですが
当たり前になり、お薬でごまかしています。
お身体の状態を改善することで
生理痛をなくし、生活の質を向上させます。

生理痛の種類

機能性月経痛: 原因が特定できない月経痛です。最も一般的な生理痛です。
器質性月経痛: 子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因で起こる生理痛です。

機能性月経痛の症状

下腹部の痛み
腰痛
 頭痛
吐き気
倦怠感
イライラ

器質性月経痛の症状

機能性月経痛よりも強い痛み
生理以外の時期にも痛みを感じる
排尿痛
排便痛
不妊

西洋医学的な治療法

鎮痛剤: 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) やアセトアミノフェンなどが使用されます。
低用量経口ホルモン剤 (LEP): エストロゲンとプロゲステロンの低用量配合剤です。月経痛の症状を緩和し、生理の出血量を減少させる効果があります。
黄体ホルモン療法: プロゲステロンを投与することで、子宮内膜の増殖を抑え、月経痛の症状を緩和します。
子宮内膜置環 (IUD): ホルモン放出型IUDは、月経痛の症状を緩和し、生理の出血量を減少させる効果があります。
手術療法: 子宮筋腫や子宮内膜症など、器質性月経痛の原因となる病気を手術で治療します。

生理痛の予防法

適度な運動
バランスの良い食事
ストレスを溜めない
温める

参考ページ：厚生労働省 e-ヘルスネット

東洋医学的な生理痛

東洋医学では、生理痛は「血」の異常によって起こると考えられています。
「血」とは、体の隅々に栄養を運ぶ役割を持つものです。
「血」が不足したり、滞ったりすると、痛みや不調が起こると考えられています。
悪血というのは聞いたことはあると思います。
血液の流れが悪くなると悪血になり
ドロドロの血液やヘドロのような血液になります。
鍼灸をすることで血流を改善し生理痛を改善します。
ヘドロまで行くと鍼だけでは時間がかかるので
皮膚刺絡（吸い玉）を使うことが多いです。