むずむず症候群に効果的な「承山」

承山/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はむずむず症候群に効果的な承山(しょうざん)
というツボの場所と効能とセルフケア方法をご紹介します。

むずむず症候群はレストレスレッグス症候群と言います。夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる病気です。足を動かすとこの異常感覚はすぐに消えるのですが、じっとしていると再び出現してきます。

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むずむず症候群は名前は知らないけどなったことがある
という方は多いかもしれませんね。

目次

承山

承山/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

場所:膝の裏とくるぶしのちょうど中間点にあります。
むずむず症候群は欧米では人口の5~8%罹患している
と言われるくらい多い方が悩んでいます。
眠る時にむずむずして眠りづらい
というときは承山を刺激してはいかがでしょうか。
私も昔むずむず症候群になったことはありますが
眠る前にスクワットをして、刺激をしていました。
疲れてむずむずしにくいのですね。
どちらでも良いと思いますが承山付近を刺激する
という事が大切ですね。

承山の効能

泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

承山の効能を鍼灸の書籍と実際の臨床報告からご紹介します。
ツボは組み合わせで色々な病に効果が出ます。
それは先人の経験から来るものです。
今回ご紹介する効能も時代や先生により
このような効果があったという経験です。
それでは承山の臨床報告をご紹介しますね。

中国での臨床報告
患者は男性3名・女性7名
35歳~68歳
罹患期間は1日~10年
虫が這うような耐え難い不快感があるが神経学検査では異常なし
承山と臂臑というツボに鍼刺激を行うと
治癒6例、好転4例
と全員に有効だったとの報告がありました。

中国としては少数の報告ですが
承山にむずむず症候群に使うのは良いと思います。
次は鍼灸書籍から承山の効能をご紹介しますね。

運動器系(こむら返り、腓腹筋痙攣、下肢麻痺、坐骨神経痛、腰筋挫傷)
消化器系(痔、便秘、脱肛、胃痙攣)
その他(生理痛、小児神経症)

2冊目の承山の効能をご紹介しますね。
上池先生の実践鍼灸学「経穴の使い方、鍼の刺し方」です。

便秘(肩こりやめまいがある時太めの鍼で、息を吸わせて入れ吐くときに鍼を抜く。)
下肢倦怠
腓腹筋痙攣(深く刺さないと効かない)
脱肛

3冊目の書籍から承山の効能をご紹介します。
参考書籍は「鍼灸経穴辞典」です。

腰痛
下肢筋のこむらがえり
痔疾
便秘

最後4冊目の書籍から承山の効能をご紹介しますね。
参考書籍は「中国の鍼灸全書」です。

四肢の疼痛
足首のねんざ
便秘

縁里庵かつもと鍼灸院では承山は腰痛ぎっくり腰で使う事が多いです。
便秘はどの書籍でも紹介されているので試してみたいと思います。

承山のセルフケア方法

承山はふくらはぎの裏にあるのでせんねん灸のような台座灸は不向きで
マッサージがやりやすいと思います。
縁里庵かつもと鍼灸院的にはスクワットがお勧めです。
せんねん灸太陽も良いと思います。
眠る前にせんねん灸太陽を貼ってあげると良いです。

せんねん灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

セルフケアでもむずむず症候群が良くならないときは
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

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