寝違えやぎっくり腰におススメのツボ「外関」

外関/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は外関(がいかん)と言うツボのご紹介です。
外関は以前紹介した内関と言うツボの表裏の関係のツボになります。
寝違えやぎっくり腰など急性の痛みに効果が期待できる外関を今日はご紹介します。
それでは外関の場所と効能、セルフケアまでご紹介しますね。

目次

外関

外関/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

場所:手のひらを下に向けた状態で、手の甲と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。
内関のちょうど反対側にあります。

中国の症例で、寝違えが外関と内関で治ったという症例があります。
寝違え35例を一回で治ったと報告があります。
縁里庵かつもと鍼灸院では寝違えはぎっくり腰と同じ腰腿点を使う事が多いですが
外関、内関を使ってみようと思います^^

外関の効能

外関の効能を5冊の書籍からご紹介します。
昭和の書籍や中国の書籍があるので、様々な効能が分かると思います。
逆にあまりない書籍は臨床であまり外関を使っていない
と推察も出来ます。
縁里庵かつもと鍼灸院も内関はよく使いますが外関はあまり使いません。
5人の先生方の外関の臨床経験をご紹介しますね。

運動器系(手指の疼痛、肘・腕の屈伸困難、ぎっくり腰
神経系(頭痛片頭痛、脇痛、片麻痺)
その他(耳鳴り、目の充血、熱病、高血圧、腫痛)

2冊目の外関の効能をご紹介します。
参考書籍は上池先生の実践鍼灸学「経穴の使い方鍼の刺し方」

腕の使い過ぎで、圧痛のある場合に効く

効能が少ないと上池先生はあまり外関を使っていないのかな?
と言う推察もできますね。

3冊目の外関の効能です。
参考書籍は「鍼灸治療基礎学」です。

手根関節炎
リウマチ
腱鞘炎
腕関節痛
五指の痛み

4冊目の外関の効能です。
参考書籍は「鍼灸経穴辞典」です。
中国の書籍になります。

熱病
頭痛
耳鳴
目の充血・腫脹・疼痛
瘰癧(るいれき)
脇痛
肘・腕の屈伸障害
手指の疼痛
手の振戦

最後5冊目の外関の効能です。
参考書籍は「中国鍼灸全書」です。
中国の書籍です。

頭痛
歯痛
胸脇痛
肘の内側の痛み
意識不明
産後の便秘

歯痛は痛み楽になるかもしれませんが
歯医者で見て頂く事も大切です。
肩こりで歯痛が出る場合は鍼灸が対応できますが
虫歯の場合は歯医者さんに行くことをお勧めします。
このように少ない配穴もありますが
実際の臨床ではもっと多くのツボを使い
効果を高めていますので参考程度に思ってください。

配穴
感冒による発熱(大椎曲池合谷
上肢の麻痺(肩髃、曲池、手三里、合谷)

セルフケア

棒灸を使うなら10分から20分が良いですが
煙があり家庭では使いづらいです。
せんねん灸台座灸がお勧めです。
気を付けないといけないのは
外関はせんねん灸などを付けた後動かさない
という事が大切です。
ツボの場所が変わってしまいます。

セルフケア/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

実際にアロマ灸を外関につけて、手のひらを返してみると
中心からズレる事が分かると思います。
せっかくお灸をしてもツボがズレていては意味はありません。
ツボを探して使うときはそのままの姿勢のまま行ってください。
簡単なのはセルフマッサージが使いやすいです。
一緒に内関と外関を一緒に刺激をすると良いと思います。

セルフケアで改善されないときは
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次