おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はニンニク灸をご紹介します。
先日ショウガ灸をご紹介しましたが
生姜もニンニクも身体を温める事で有名だと思います。
お灸で使う事で、身体を温める効果が高くなります。
ニンニク灸も隔物灸と言われています。
隔物灸は塩灸、みそ灸や附子灸というのも隔物灸の仲間になります。
それでは「にんにく灸ご紹介しますね。
ニンニク灸とは
スライスしたニンニクにお灸を乗せて、火をつけ燃やす
お灸方法で昔から行われています。
各家庭でも行われている方法でしたが
今は途絶えていますね。
お灸の熱でニンニクエキスが出て、身体を温めてくれます。
実際に使ってみると身体がポカポカと温もってくるのが分かります。
次はサーモグラフィーカメラで温度変化をご紹介します。
ニンニク灸のサーモグラフィーカメラ
サーモグラフィーカメラで撮影してみると
31.7度から38.7度まで温度上昇が認められました。
先日ご紹介したショウガ灸よりも温度が高くなりますね。
お灸で使うのならニンニク灸の方が身体が温もるかもしれませんが
皮膚が被れないか?などは確認した方が良いと思います。
しかし、家庭でスライスしたニンニクを使いにくいとは思いますので
ショウガパックと同じようにニンニクパックを使用してみて
違いを見てみました。
ニンニクパック
すりおろしたニンニクをお茶のパックに入れて、電子レンジで5秒
温めました。
ショウガよりもベタベタするので、実用的ではないかもしれません。
温度上昇は33.7度から34.7度
1度の上昇でしたが温度上昇率よりも
最大温度が重要だと思います。
サーモグラフィーカメラでは分かりませんが
中心温度も大切です。
皮膚温だけを見ると芯から温まったかは分からないからです。
ショウガやニンニクは心から温める事が出来るのか
身体がポカポカとしていきます。
ニンニクパックも電子レンジで温めないで使ってみると
サーモグラフィーカメラでの温度変化も見てみました。
当たり前ですが32度から30.9度と冷えています。
皮膚温なので、身体の深部は温まるかもしれませんが
冷たいニンニクを身体に当たると皮膚温は下がりますよね。
ショウガ灸との違い
先日ご紹介したショウガ灸との違いもご紹介します。
ニンニク灸31.7から38.7
ショウガ灸34.3から37.7
ショウガ灸よりニンニク灸の方が温めるのかな?
という結果になっています。
個人差やサーモグラフィーカメラの当たる場所で温度も変わるので
参考程度にしてください。
ニンニクパック33.7から34.7
ショウガパック31.8から35.6
ショウガパックの方が温める結果になりました。
ニンニクパックはベタベタするので、温まるからと言う理由では
使いづらいかもしれません。
パックに関してはショウガパックが良いと考えます。
まとめ
ニンニク灸はショウガ灸よりも温める可能性があり
ショウガパックの方がおススメです。
ニンニクやショウガ以外にも附子という温める灸法もあります。
附子灸として以前ご紹介しましたがトリカブトを使ったお灸です。
他にも味噌灸やビワの葉灸などもあります。
身近な物を使ってお灸として使われていました。
鍼とは違い家庭で行われていたのが大きいのかもしれませんね。
ヨモギは身体を温める成分があり、ニンニクやショウガなどには薬効があり
温める成分+薬効を期待していたのでしょうね。
この辺りは現在の医学ではどこまで解明されているのかは分かりませんが
効果があるものは多いと感じています^^
家庭でお灸はしにくいかもしれませんが
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院では鍼灸専門の鍼灸院です。
お身体の不調がありましたらご連絡ください。
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