うつ病にお勧めのツボ「百会」

百会/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。

大阪泉佐野市縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は百会(ひゃくえ)というツボのご紹介です。
百会は頭の頂点にあり、百の経絡(ツボの道)が会うという事から百会と言われています。
中国でも頭鍼療法として有名です。
日本ではYNSAという頭鍼療法が有名ですね。
縁里庵かつもと鍼灸院でも百会はよく使います。
家庭でも使えるので、セルフケアも含めてお勧めします。
四神聡と言うツボを併用することも多いです。
四神聡はまた違う記事でご紹介しますね。

それではツボの場所と効能をご紹介しますね。

目次

百会

百会/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院場所;「頭頂部のぼぼ真ん中で、少し凹んでいるところ」です。
専門的に言うと「両耳を結んだ線」 「鼻から上に通る線 (体の中央線)」 が交わる所です。
指でマッサージも良いですし、お灸でもスッキリしておススメです。
昔病院で働いていた時には長年うつ病がある方など精神疾患の方は頭がむくんでいることが多く
頭にお灸をすえていました。
せんねん灸などではなく、火傷をする本当のお灸です。
脳に熱が入る感覚があり、患者さんからは脳みそのマッサージ
と言われていました。
火傷をするので最近は行い辛くなっていますが^^;

百会の効能

効能/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

今回も3冊の書籍から百会の効能をご紹介していきます。

精神疾患系(頭痛、頭重、脳血管障害とその後遺症、てんかん、ヒステリー、精神障害、夜泣き、ショック
神経衰弱、不眠、健忘)
消化器系(嘔吐、下痢)
その他(高血圧、耳なり、鼻づまり

中国の古い書籍では脱肛の特効穴(よく効くツボ)と言われています。
頭のてっぺんでお尻の病気を良くするなんて今なら考えれないと思います。
鍼灸ではツボとツボをつなぐ線路のようなものがあり、その線路で頭の百会と
お尻は繋がっていたりします。
現在風に説明すると電球は天井にあり、スイッチは壁にありますよね。
スイッチはツボで、電球は悪い部分です。

電球とスイッチは今は当たり前になり不思議ではないかもしれませんが
古代の人が電気を見たら驚くのと同じで
ツボは現在人では不思議なものかもしれませんが
当時の人からすると普通だったりします。

他にも子宮脱や胃下垂、めまい、耳なり、低血圧などにも効果があると書いている書籍もあります。

2冊目の百会の効能をご紹介します。

脳充血
脳出血
血圧亢進症など
脳充血には刺絡が良く、血圧亢進症にはお灸が良い
耳なり
めまい
神経症
神経衰弱
不眠症には就寝前にお灸
認知症
心煩
精神病
てんかん
頭痛など
花粉症など鼻疾患

私自身が花粉症で悩んでいたころは百会に鍼をして、そのまま夜寝ていました。
鼻が少し楽になりました。
最近は花粉症がないので、試す事はなくなりました。

最後に3冊目の百会の効能をご紹介しますね。

灸は7-10回、顔が赤らむほどやらない
熱いと感じなければ回数やっても問題ない。
立ち眩みがして、百会辺りがぶよぶよの方は散鍼する
のぼせの症状は刺絡
高血圧
頭痛
痔の名灸穴
脱肛、切れ痔
鼻水が出て、うすら寒い
女性の肩こりで百会を押して気持ちが良い場合は灸
精神安定
物の味がしない、匂いがしない
蓄膿症には灸。合谷を併用
むち打ち症で手の指のしびれには灸

百会は有名なツボになりますので、効能も多いです。

督脈通陽法

縁里庵かつもと鍼灸院では精神疾患系の患者さんには督脈通陽法と併用することが多いです。
脱肛などは主症状で鍼灸院に来院されることはないので、経験はないですが
先人の先生方は経験が多いので、書籍には残っていますね。
百会に刺鍼のみの場合もあれば
電気を流す電気鍼も精神系には良い結果を出すことが多いです。
電気と言っても静電気のようなものではなく
気持ちの良い電気になります。
10分から15分程度頭に鍼をして電気を流すと
血流改善も出来ますし良いですね。
マッサージでは出来ない事が鍼灸では出来ますので
うつ病など精神系でお困りの方は
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。

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