おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は膻中(だんちゅう)というツボをご紹介します。
膻中は胸と胸の間にあるツボで縁里庵かつもと鍼灸院では
女性には使わないツボになります。
男性には使う事はあります。
それでは膻中のツボの場所と効能、セルフケアまでご紹介しますね。
膻中とは
場所:左右のそれぞれの乳頭(ちくび)の中央
場所が場所だけに女性には使う事が出来ないツボになります。
うつ病や精神病にも良いツボで
映画で棺桶に入る時に手を胸に当てるのは膻中を刺激している
という話もあるくらい精神安定に使えるツボです。
膻中の効能
今回も数冊の書籍から膻中の効能をご紹介します。
時代や国が違うと来院される患者層が違います。
そんな目線で見ると勉強になると思います。
それではご紹介していきますね。
呼吸器系(気管支炎、気管支喘息)
その他(胸痛、産後母乳不足、乳腺炎、しゃっくり、統合失調症)
統合失調症は膻中というより鍼灸だけで効果があるのか?
は少し疑問に思います。
病院との併用がよさそうです。
2冊目の膻中の効能をご紹介します。
上池先生の実践鍼灸学「経穴の探し方鍼の刺し方」です。
心の募穴的作用をもつ
圧痛のあるときは心臓か肺か胃からくる痛みである。お灸が良い
力のない咳に至陽と組み合わせてお灸が良い
肋間神経痛に止めのお灸
嚥下困難
呼吸など胸の故障
募穴(ぼけつ)とは、経気の集まるところで腹部または胸部にある。他経上の場合もある。陽病に効くとされている。背部にある兪穴とは表裏の関係にある。
3冊目の膻中の効能をご紹介させていただきます。
参考書籍は「鍼灸経穴辞典」です。
中国の書籍です。
気管支喘息
胸痛
しゃっくり
乳汁分泌不全
しゃっくりが主症状で来院された経験がないので、実際に効果があるのか?
は分かりません。しゃっくりが出たときに自分で行ってみますね。
4冊目の膻中の効能をご紹介させていただきます。
参考書籍は「鍼灸治療基礎学」です。
心臓弁膜症
心筋梗塞
狭心症
肋膜炎
神経性心悸亢進症
一切の気病を主る
神経症
ヒステリー
気うつ
にあっては特効穴である
肋間神経痛
乳房痛
乳汁分泌不足
背痛
乳汁分泌不足も乳房マッサージを行っている鍼灸マッサージ院も知っています。
膻中付近も刺激しているのかもしれませんね。
ちなみに縁里庵かつもと鍼灸院では行っておりません。
膻中のセルフケア方法
膻中のセルフケア方法ですが
意外とせんねん灸や台座灸は難しい所だったりします。
置くことは難しくはないのですが指が火傷する可能性があります。
気を付ければ問題はないのですが、目で見えにくい場所なのは危険ですね。
セルフケアで行うのなら
指で軽く刺激をしてあげるか
エレキバンのようなシールを貼り刺激を続けることが良いと考えています。
うつ病や精神的な症状はかなりつらいと思います。
定期的に鍼灸をする事で精神的な不調を
少しずつ改善し、日常生活を取り戻してみませんか?
お困りの方は
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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