東洋医学見聞録/西田晧一

東洋医学見聞録/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。

大阪泉佐野市縁里庵かつもと鍼灸院です。

今日は鍼灸師や学生向けのおススメ書籍の紹介です。
東洋医学見聞録

東洋医学見聞録/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院
西田晧一先生が書かれた本ですが
業界的には大ヒットした本だと思っています。
最近の学生さんは本を読まないから知らない
とも聞きますが^^;
学校の先生も知らない人が増えてきたみたいです。。

西田晧一先生は医師で45年鍼灸を行ってきた先生です。
病院内で鍼灸や漢方を行い
鍼灸を行う医師からも尊敬されている先生になります。

高知で病院をされていましたが
昨年高齢のため閉院されました。

そんな西田先生が書かれた本が東洋医学見聞録
他にもたくさん書かれていますが
西田先生が何故鍼灸を行うようになったのか?

臨床例など書かれています。

元々医師として働かれていましたが
病気を治すために勉強し医師になっても
簡単な肩こりを良くすることが出来ない
事に悩まれていました。
薬の効能通りには効かない

とも書かれています。
そして試されたのが
注射針を肩に刺して上下に動かす
鍼灸の手技のようなものをされていました。

すると患者さんは
「肩がスッキリした!」といわれて
医師として鍼灸に興味を持たれたそうです。

そして中国に何度も行き
中国の鍼灸を体験し、日本に持ち帰り
どんどん臨床に使われていきました。

西田先生がゴルフ肘で悩んでいた時
色々やっても効果が出ず
中国の火鍼という手技を受けました。

火鍼は名前のまま
火で炙った鍼を刺してすぐに抜く技法です。
中国ではメジャーで日本でも少数の先生が行っています。
縁里庵かつもと鍼灸院でも昔は行っていましたが
小さな点が2ヶ月あたり残るのでやめました^^;

その火鍼を西田先生が受け
テニス肘が良くなったので
高知の病院でも行うようになった
効果重視の医師です。

昔から鍼灸は本当と嘘が混じり合った医学です。
古典という時代は電車や飛行機がなかったので
勉強会は近くの方が多く参加します。
教えた先生の隣に開業する
可能性もあり、大切なところは教えない
ことも多いです。
西洋医学は事実を教え合います。
学会発表など嘘は交えることは少ないです。
その辺りを考えても医師の方が事実を教えるのは慣れています。
最近は鍼灸師も全てを教える先生も増えてはいますが
摩訶不思議な内容を教える先生もいるのも事実です^^;
セミナーに参加しても全てが事実
ではなく一歩引いた目線で習う
というのは私が学生の時に習った事で、今も大切に思っています。^^

11月に西田先生は福岡でセミナーを行う予定になっています。
西田皓一/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

レジェンドと言っても良い先生ですので
生きている間に会い
同じ時代を生きた証を感じることも大切だと思います^^

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