おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は頭痛をご紹介します。
頭痛は鍼灸院に主訴ではないですがよく来院されます。
頭痛はすぐになる事が多いですが、慢性的に痛い方は体質改善も必要になります。
命に異常のない頭痛もありますが、危険な頭痛もあります。
頭痛の西洋医学的な説明と東洋医学的な目線とセルフケア方法までご紹介していきますね。
西洋医学的な頭痛
頭痛は片頭痛とも呼ばれていますが頭痛の方がよく言われているので
頭痛と説明では使わせていただきます。
頭痛は日常的によく見られる症状の1つです。
1度や2度頭痛になった経験はあると思います。
頭痛はハチマキをしめたような痛みの緊張性頭痛
精神的な緊張やストレスが引き金になります。
他にも片頭痛や群発頭痛は激しい頭痛を起こしますが
命にかかわることはほとんどありません。
命にかかわる頭痛とかかわらない頭痛違いは医師でも困難な事も多いです。
命に係わる頭痛一覧もご紹介しますね。
1.脳・脊髄(中枢神経系)の病気・ケガ
(1).脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞
(2).頭部外傷(頭蓋骨骨折、硬膜外血種、硬膜下血種、外傷性くも膜下出血、脳捻挫)
(3)脳炎、髄膜炎
2.高血圧症による頭痛(高血圧脳症)
3.一酸化炭素中毒
4.緑内障
頭痛の他に視力低下、結膜充血、眼痛、悪心、嘔吐を伴う
緑内障は命は影響しませんが
放置していると失明に繋がるので、緊急の対応が必要になります。
鍼灸で対応できる頭痛は緊張性頭痛と片頭痛、群発頭痛になりますが
群発頭痛は頭痛中に行うより、治まっているときに鍼灸を行う方が良いと考えています。
それでは頭痛の東洋医学的な目線でご紹介しますね。
東洋医学的な片頭痛
東洋医学的に考えると上記の危険な頭痛以外は細かく分類しない事が多いです。
片頭痛や緊張性頭痛などは同一とみなし
痛みを取るという考えです。
細かく分類し、理解したと思うと安心はしますが
症状が取れないと意味がありません。
まずは頭痛の痛みを取る事に力を注いだのが鍼灸です。
頭痛の説明をする時に患者さんによくするのが
頭痛は脳の血流不足が原因で起こります。
緊張やストレスなどは交感神経優位になり
血流が悪くなります。
首肩もコルことにより脳に血液が行き辛くなり
頭痛が起こる
と説明しています。
以前もコリが原因で病気になる!?でご紹介しましたが
東洋医学的にはコリは悪者なんですよね。
血液は酸素を運んでいます。
肩首がこると脳に酸素が不足し
頭痛で酸欠状態を解決してほしいと身体が訴えているのでしょうね。
頭痛の鍼灸施術だと肩首を重要視しています。
家庭ではどのツボを使ったらよいの?
と聞かれることも多いので
家庭でのセルフケア方法をご紹介しますね。
片頭痛のセルフケア方法
片頭痛のセルフケア方法として片頭痛に効果的なツボを5つ選びました。
片頭痛が辛い!と思うときにぜひ押したり、せんねん灸を行ったりしてみてください
風池:少し上を向いた時、背骨から上がって指が止まるくぼみ(風府(ふうふ))と、耳の下を結んだ中間点。
めまいを引き起こす余分な熱がたまっていると、押すと痛みがあります。
百会:頭頂部のぼぼ真ん中で、少し凹んでいるところ」です。
専門的に言うと「両耳を結んだ線」 「鼻から上に通る線 (体の中央線)」 が交わる所です。
指でマッサージも良いですし、お灸でもスッキリしておススメです。
中脘:中脘(ちゅうかん)心窩部の上端からへその中間だから中脘
あずきのチカラなどを置いてあげると良いです。
腎腧:おへその裏側でちょうどウエストのくびれライン、背骨から指2本外側。
両手を腰にあてたときに親指があたる場所に腎兪があります。
「腰が痛いな」と思った時、腰をトントンとたたく場所、そこが腎兪です。
身柱:脊柱の上にあって第3胸椎棘(キョウツイキョク) 突起の下に位置します。
首を前に倒すと飛び出す首の後ろの第7頸椎棘突起。
そこから順に突起を触っていって3つ下がったところの第3胸椎棘突起の真下が身柱になります。
まとめ
頭痛の西洋医学的な考えと危険な頭痛
東洋医学的な考えやセルフケアをご紹介しましたが
たかが頭痛と言われることが多いですが
日常生活で頭痛があると生活の質が著しく下がります。
慢性的に頭痛がある方には特にセルフケアを行い
頭痛の予防に取り組んでいくべきだと考えています。
それでも良くならないときは大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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