治療から予防へ～最新の健康法～

2023年7月5日2024年7月9日

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は治療から予防へ～最新の健康法～をご紹介させていただきます。
日本も最近では予防医学など言われるようになりましたが
中国では太極拳や鍼灸漢方で病にならないよう気を付けています。
日本でも昔はそうでしたが、現在は国民皆保険が普及したおかげで
医療費が安い錯覚を起こしています。
病気になってから治療するのと
病気にならないように養生する
では身体や精神的なストレスが変わってきます。
予防は西洋医学より、東洋医学の方が得意になります。
今日は西洋医学的な目線と東洋医学的な目線
両方からご紹介させていただきます。

治療と予防の違いは？

治療と予防の違いが分からない方もいらっしゃると思いますので、違いをご紹介しますね。

治療：治療とは、既に発症している疾患や症状を改善し、回復させるための行動や介入です。
医療的な手段を用いて病気や障害の進行を止めるか、症状を緩和することが目的です。
例えば、薬物療法、手術、理学療法、心理療法、鍼灸などが治療の手段として利用されます。

予防：予防とは、疾患や症状が発症する前に、それらを未然に防止するための取り組みです。健康を維持し、病気のリスクを低減することを重視します。予防には、個人のライフスタイルや行動の改善、予防接種、スクリーニング検査の受診、鍼灸、生活習慣の改善などが含まれます。

アイキャッチは猫がお水を持っているイラストですが
熱中症になった時の対策は知っておく必要があります
これは治療です。
しかし、熱中症にならない方が良いに決まっています。
これは予防です。

治療が必要な状態はお身体にとって負担が出る状態なので、出来るだけお身体に負担が起こらないように
予防に力を入れた方が良いと考えています。

予防が重要視される理由は？

予防が重要視されている理由をご紹介します。
政府としては健康とは言っていますが医療費の削減をしたいのだと思います。

コスト効率：予防は治療よりもコスト効率が高い傾向があります。疾患が早期に発見され、予防的な対策が取られることで、治療にかかる費用や労力が削減されます。
健康の質：予防は健康を維持することを重視するため、人々がより健康的な生活を送り、より良い健康状態を保つことが期待されます。
疾患の予防：一部の疾患は予防が可能であり、そのような予防可能な疾患を未然に防ぐことで、多くの苦痛や後遺症を回避できます。
治療の限界：ある程度まで進行した疾患の治療は難しく、完全な回復が難しい場合もあります。予防によって、そのような状態に至らないようにすることが重要です。

日ごろから予防をする事で、総額的には費用を抑える事が出来ます。
2021年の医療費は44.2兆円と言われています。
2022年の国の税収が戦後最高の71兆円になりますが、半分以上が医療費として消えています。
予防を心掛けることで、病院に行く回数が減り
家計にも優しくなります。
健康でストレスの少ない生活を過ごせることになります。
また治療の限界は感じる事が多いです。
30年間病院で半身不随の治療を受け変わらない患者さんがYNSAを受けに来院されたことがありますが
1度で歩けるようにと期待されていましたが期待通りにはなりませんでした。
長年の病はなかなか1度で改善する事が難しく、回数がかかる事が多いです。
回数がかかっても元に戻るのはごく一部の方になります。
ほとんどの方が後遺症に悩まされています。
しかし、半身不随になり2か月目の方は車の運転を出来るほど回復される事もあります。

東洋医学的な予防とは

東洋医学は治療だけではなく予防にも重要視しています。
最近からではなく、昔からです。
中国では鍼灸、漢方、気功、マッサージなどを行い
健康の維持を目的にしています。
鍼灸や漢方は病院でしか受けれないので、中国ではワンランク上の治療法となっています。
それでは東洋医学的な予防をご紹介しますね。

食事の調整：食事は健康に大きな影響を与えます。東洋医学では、食べ物の性質や五行（木、火、土、金、水）の考えを基に、個人の体質に合った食事を摂ることが重要です。バランスの取れた食事を心掛け、季節や体調に応じた食材を選ぶことが予防に役立ちます。
鍼灸療法：鍼灸は東洋医学の中で重要な治療法であり、未病予防にも利用されます。経絡やツボに鍼を刺激することで、体のエネルギーバランスを整え、健康を促進します。
漢方薬：漢方薬は自然由来の植物や動物の成分を組み合わせて作られた薬剤で、体質や症状に応じて処方されます。漢方薬は予防にも効果的であり、体の調子を整えることで未病を防ぐことができます。
呼吸法や瞑想：ストレスは健康に悪影響を及ぼす要因の一つです。東洋医学では呼吸法や瞑想を取り入れることで、心と体のリラックスを促し、ストレスを軽減する方法として重視されます。
運動：適度な運動は体力を高め、免疫力を向上させる効果があります。東洋医学では、体を動かすことで気の流れを良くすることが健康への良い影響をもたらすとされています。
自然との調和：東洋医学では自然のリズムに合わせた生活を重視します。季節や気候に応じて生活を調整し、自然と調和することで健康を維持することができます。

予防で考えると鍼灸のみで行うより
食生活、生活習慣などを改善する事が重要になります。
しかし、良い状態も悪い状態も慣れてしまい
悪い状態が当たり前になる事が多いです。
そんな時は予防のプロの縁里庵かつもと鍼灸院まで
ご相談ください。
お話を行いながら良い悪いを説明させて頂きます。
治療から予防に
縁里庵かつもと鍼灸院で養生してみませんか。