おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は薬餅灸(やくへいきゅう)のご紹介です。
名前も「やくべいきゅう」や「やくもちきゅう」なんかでも呼ばれていますが漢字的には「やくへいきゅう」が正しいのでやくへいきゅうと呼ばせてもらっています。
以前附子灸というのをご紹介しましたが附子灸も薬餅灸の仲間です。

前回は頂いた附子灸のみでしたが今回は中国で見つけた
他の薬餅灸もご紹介しますね。
薬餅灸とは
お灸の基本は、よもぎの葉から精製した「もぐさ」をツボ(経穴)に置き、燃やして温熱刺激を与えるものです。通常のお灸(直接灸や台座灸)とは異なり、薬餅灸では皮膚と、もぐさの間に「薬餅」と呼ばれる円盤状のものを挟みます。
この薬餅は、生薬(漢方薬の成分、例: 附子(トリカブト)桂皮、乾生姜、没薬、乳香など)を粉末にし、味噌や他の材料で練ってクッキー状や円盤状に成形したものです。
薬餅を皮膚の上に置き、その上に、もぐさを置いて燃やします。
お灸の熱が薬餅を温め、生薬の成分が熱によって皮膚に浸透しやすくなるのが特徴です。
またもぐさの作り方によっては煙を下に送ることが出来るため煙が直接皮膚につく事で
生薬の効果も期待できます。

見にくいですが下から煙が出ているのが分かると思います。
写真では空中で撮影していますが皮膚の上に薬餅灸を置くことで写真の煙よりも多く煙が下に流れます。
附子(トリカブト)

日本で販売していた附子餅よりも大きいものになりました。
中国の他の薬餅灸よりも附子餅だけは大きいです。
生姜

生姜の香りがあり、色合いが鮮やかです。
もぐさに火をつけて燃やしてみると生姜の良い香りが際立ちます。
シナモン(桂皮)

シナモンの香りがあります。
薬餅灸の使い方
薬餅灸の使い方は簡単で、もぐさを用意します。
この時もぐさの質は高精製より、低精製の方が良いです。
ゆっくりと燃えるので、薬餅が温まります。

もぐさを薬餅灸の上に乗せて火をつけます。

あとは温かくなるまで置いておきます。
熱い場合は動かしますが、そのままだと熱い場合があるので

中国で売っている台座を使ったり

韓国の黄土を使った台座も良いかもしれません。
中国の台座で使いましたが熱感は弱いです。
韓国の伝統的な灸法の黄土灸のように熱くなると乗せる方が良いかもしれません。
煙が下に行くと先ほどご紹介しましたが皮膚に生薬のエキスがつきました。
何かしらの効果があるのかもしれませんね。
薬餅灸は薬を使っていますが、鍼灸師が行える灸法の一つになっています。
2026年は薬餅灸の勉強会もしたいと思っていて、準備をしています。
薬餅灸は家庭用の台座灸と違い、道具などを必要としなかなか手に入りませんので
専門の鍼灸院で受けてください。
まとめ
珍しい薬餅灸をまとめさせていただきました。
知り合いの鍼灸師の先生に何人か聞きましたが薬餅灸を知らない先生も多く
意外と知られていないのかもしれません。
伝統的な灸法なので、今年は薬餅灸と薬餅灸の作り方の勉強会も出来たらいいな
と思っています。





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