おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
先日うつ病にお勧めのツボ「百会」を更新しましたが
百会のツボと同時に使う事も多い四神聡(ししんそう)というツボのご紹介です。
百会は精神疾患によく使う
とご紹介しましたが四神聡も同じような効能があります。
効果を高める為に百会+四神聡を使う事が縁里庵かつもと鍼灸院では多いです。
ご家庭でも百会や四神聡はマッサージが出来る場所になりますので
精神的に辛い方などは押してみるのも良いと思います。
では四神聡の場所と効能をご紹介しますね。
四神聡
場所:百会の前後左右。
親指の幅 1 本分のところ 「神」は精神の意味、「聡」は聡明の意味で、精神状態を落ち着かせることができ、自律神経のバランス が是正され、頭の感じをスッキリさせる効果があるツボです。
四神聡の効能
四神聡の効能をご紹介します。
今回は特殊なツボ(四か所ある)ので、持っている書籍を調べましたが
1つの書籍でしか見つけられず
見つけ次第追記したいと思います。
※2022年12月2日追記しました。
百会と同じような効能があります。
中国の教科書にはめまい128例を四神聡と数穴を使い効果を出していると書かれています。
他にも認知症にも期待が出来るのではないか?
と中国の古医書や昭和の鍼灸を行う医師も研究報告を上げています。
中国の書籍の効能になりますので
日本では見ない効能もありますね。
狂乱の患者さんは診たことはないです^^;
四神聡は百会と同時に鍼をして、電気鍼を行う事が多いです。
中国では45分電気刺激を行いますが縁里庵かつもと鍼灸院では15分程度にしています。
お灸でも良いかもしれませんが
百会は1か所、四神聡は4か所必要になり
髪の毛が焦げる可能性もあるので、鍼の方が良いと考えています。
頭に刺す鍼は中国から日本でも発達しました。
ヒトの一次運動野における体部位局在の地図。左が内側、右側が外側に対応する 中心溝の前方にある一次運動野と中心溝の後方にある一次体性感覚野はほぼ同じ体部位局在を持つ。(Rasmussen and Penfield, 1947より改変)
これは鍼灸学校でも習う図ですが
脳の分布と手足や身体が関係あるという学説です。
脳の鍼灸はこの図も含め
効果があると考えられ発達してきたのだと思います。
中国の頭鍼療法は名人芸が強く、再現性が薄いです。
中国ならではかは分かりませんが大切な所は教えない
のです^^;
日本で発達したYNSAは医師が開発し、再現性が高いように発達してきました。
縁里庵かつもと鍼灸院でも脳溢血の患者さんが担当医が驚くほど回復し
車の運転が出来るほど回復された経験もあります。
脳梗塞や脳溢血などは発症してから半年が勝負
と言われています。
半年は回復期でその間にどれだけ良くなれるか?
が大切になります。
上記の患者さんは発症し3か月で来院し
半年までの間に毎週来院されました。
最初は奥様に送られて来院でしたが
数か月たつとご自身で運転して来院されます。
地方に単身赴任に行かれていて
泉佐野市に帰って来られたときは必ず来院してくれる患者さまです。
頭部に鍼なんて
と言われることがありますが
脳関係や自律神経など
効果が高いことも多いです。
ヘッドマッサージで気持ちよくなるのも良いかもしれませんが
鍼灸で病を改善するもの良いと思います。
マッサージにはマッサージの良い所があり
鍼灸には鍼灸の良い所があります。
病の改善なら泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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