おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は腰方形筋の鍼灸施術をご紹介します。
腰方形筋というと聞きなれない筋肉だと思いますが
腰痛で考えると大切な筋肉の1つになります。
縁里庵かつもと鍼灸院では腰方形筋のコリは必ずチェックするようにしています。
腰方形筋
腰方形筋は四角形の筋で、両側の下部肋骨と腸骨稜に付着します
腸骨稜は主要な筋を見つける為の重要な骨指標になります。
また、腰方形筋は腰椎の側面に付着します。
これらすべての付着部は屈曲を行う部位になります。
上体全体を支える為にテコの作用が腰方形筋にはあります。
腰部において動きを制御する働きの他に咳やくしゃみなど強制呼気を補助する作用もあります。
症状
腰方形筋のトリガーポイントによる痛みは、股関節、臀部、仙腸関節周囲で起こる事があります。
（下記青丸）
咳かくしゃみは鋭い刺痛をもたらし、その痛みは気分を落ち込ませ動くのが億劫になります。
私自身も腰方形筋にコリがあり、重だるい感覚はあります。
常にあるわけではなく辛いときに感じる
という感じです。
触ると大き目の硬いシコリがあり、縁里庵かつもと鍼灸院の患者さんにもコリがある方もいます。
多くは片方ですが、たまに両方ある方もいます。
腰方形筋のトリガーポイントの痛みは、一般的に脊椎の関節炎、椎間板の症状、股関節の滑液包炎と誤解されます。
他にも腎石や尿管、内臓疾患、全身性疾患と疑われることもあります。
私は腰方形筋のコリと重だるい感覚と、たまに締め付けるような痛みがあります。
原因
左右の足の長さ、腕の長さのアンバランスは腰方形筋のトリガーポイントを引き起こします。
多くは、交通事故や転倒で損傷を受けます。
他にもバランスが崩れた状態でひねる、物を持ち上げた場合も負担がかかります。
一般的な感情的ストレスからの緊張も負担がかかります。
運転や椅子に座る時に片方に重心をかけた座り方をしているときも負担をかけます。
施術方法
腰方形筋のコリは鍼灸院では良くある疾患になっていますが
コリが出来上がり大きくなっている場合は回数が必要です。
縁里庵かつもと鍼灸院でも腰方形筋のコリが無くなった方もいますが
週1回など定期的な施術を行い
知らない間になくなっている
と言う方が多いです。
コリは取れなくても痛みや重だるさは取る事が出来ます。
もちろん、負担がかかると出てくることもありますが
定期的に行うと痛みが出にくいことが多いです。
腎腧や志室がツボとしてはよく使います。
うつ伏せ状態で刺鍼する事もありますが
横向きに刺鍼する方が安全に刺す事が出来ます。
腰方形筋の下には腎臓があるので、注意が必要です。
腰方形筋のセルフケア
腰方形筋はご自身で行う場合は
せんねん灸や台座灸、マッサージなどは行いにくい場所になります。
家庭で行うならせんねん灸太陽やテニスボールがお勧めです。
テニスボールは仰向けで腰方形筋に当たるようにおいてあげてください。
あまり強く押しあてると筋肉が硬くなりますので、あまり押し当てない方が良いと思います。
私は服をめくり自分の腰方形筋にせんねん灸アロマを使ったことがありますが
知らないうちに服が下がっていて服を焦がした経験が有ります。
セルフケアを行うときはお気をつけてください。
腰方形筋など背中の施術は鍼灸師でも難しい施術になります。
セルフケアで変化がないときは
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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