健康の秘訣？身体磨き

2023年6月23日2024年3月25日

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は身体磨きをご紹介します。
歯磨きや自分磨きは聞いたことがあると思いますが
身体磨きは聞いたことがないと思います。
私が患者さんによく使う言葉なので当たり前かもしれません。笑
元々身体磨きの由来は歯磨きから来ています。
歯は毎日数回磨きますが身体磨き（身体のケア）はしていませんよね？
車も定期的に車検をして、手入れをしています。
もっと長く使う身体の手入れはしていますか？
健康で長生きをするためには定期的なお身体の検診は必要になります。
今日はそんな話をご紹介します。

身体磨きとは

日本では子供の頃から歯磨きを習うと思います。
虫歯にならないように歯医者さんでも習いますし、定期健診なんかもしていますよね。
しかし、歯よりも面積が大きい身体のケアはしていますか？
中国では太極拳や鍼灸、漢方、マッサージ、気功、運動で身体のケアをしています。
日本では身体のケア方法は習う事がないので、みんな独自の方法になっています。
その独自の方法が不健康に導いている可能性もあります。
実際に私が聞いた変な健康法は

冷活

冷活は当時検索しても出なかったのですが
最近検索すると美容や食事で冷活が出ていますね。
お身体に関しては冷やす事は縁里庵かつもと鍼灸院ではお勧めしていません。
身体が冷える事で、血流の流れが悪くなり身体の不調が出やすくなります。
しかし冷やす特典（？）があり、痛みが分かりづらくなるという特典があります。
捻挫など急性の痛みがあった場合は冷やすと痛みが軽減すると思います。
良くなったのではなく、痛みが感じなくなるだけです。
湿布なども消炎鎮痛剤で痛みが感じなくなるだけで良くなったわけではないですね。
痛みが感じない状態でも身体は慣れていき
治った！と勘違いします。
身体は痛みを抱えたまま通常の日常生活に戻るので、我慢の限界に来ると
痛みが出てくる
の繰り返しになります。
最終的には病気になり、治療には時間がかかってしまいます。
痛みは身体の救難信号で、無視を続けると病気になるのですね。

間違った健康法を続けていると健康になっているつもりでも
悪影響がある事が多いです。
何故日本人は身体磨きが苦手なのか？ご紹介しますね。

身体磨きが苦手な理由は？

日本人は元々苦手？
と思われるかもしれませんが
江戸時代にさかのぼると
貝原益軒という方はご存じだと思います。
養生訓という健康書を書かれた先生です。
当時は40歳で亡くなる方が多い時代でしたが
85歳まで生きたことで養生の大切さを広げてくれた先生です。
江戸時代は医療や大飢饉という食事が食べれない時期が多くあったため
短命の方が多いですが、健康に対しては養生訓の影響もあったと推察できます。
しかし、今の価値観ではなく、当時の価値観では

浮世の世の中で天命に従って自然のまま生き、生涯をよりよく生きようという「養生」という考え方が支持されるようになります

現在のように医療で無理に長生きをするのではない世界観だったのかもしれませんね。

話は戻りますが現在日本人が身体磨きが苦手な理由としては
国民皆保険があります。
昭和の初期からできた国民皆保険ですが当時は65歳以上は無料でした。
身体磨きを行うより病気になった時に病院に行く方が安上がりな時代だったのですね。
その名残が現在にも残っていると言われています。
国民皆保険が出来る前は病院は暇で、鍼灸院で身体のケアをする方が多く
国民皆保険が出来てからは逆転されているのですね。
以前アーシングとは？で登場した
豊田孝行医師が医療が発達して病人が減りましたか？
とセミナー中に言われていましたが
実際は年々増えています。