おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は円皮鍼で美容鍼!?をご紹介させていただきます。
円皮鍼とはピップエレキバンのように
シールに鍼がついている商品になります。
縁里庵かつもと鍼灸院でも肩こりや腰痛に貼る事はありますが
お顔に貼る事はあまりありませんでした。
何故かというと接着面が剥がす時に肌が痛むのではないか?
と思っていたからです。
今回は顕微鏡を使って、肌が痛むのかどうか?
調べてみました。
円皮鍼と美容鍼
円皮鍼とはとは置き鍼、シール鍼などと呼ばれる、貼るタイプの鍼の一種です。
鍼灸院では鍼なので、法律違反になるため販売する事は出来ない
と言われていますが
ドラックストアでは普通に売っているので、法律もよく分からない所があります。
まずお顔に使う前に1日貼ってみて、皮膚が傷つくのか?
調べてみました。
![円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/0F82097D-4CDF-4670-B179-F55EDA85DAA5.jpeg)
足に約20時間貼りました。
皮脂が取れているのが分かると思います。
シールを貼ってすぐに剥がすと
皮脂が取れていないので、時間は関係する可能性が高いです。
次は美容鍼として使われていることをよく見かける
円皮鍼を顔に貼り、美容鍼のように使ってみると皮膚は痛むのか?
調べてみました。
円皮鍼と美容鍼
今回は女性の方2名にご協力いただき
円皮鍼を15分貼り、皮膚の状態を確認しました。
ピコリナやセラミック温灸器の会社のセイリンとファロスの円皮鍼を使いました。
今回の実験ではシールの質で違いがあるのか?
を調べてみました。
パイオネックス
![円皮鍼/セイリン](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/5D283524-1143-46A2-AB70-516162B729F5.jpeg)
セイリン社で販売しているパイオネックスという円皮鍼です。
個包装になっていて、衛生的にも良い商品です。
Amazon価格では100本入りで2400円ほどです。
写真はパイオネックスゼロという鍼先がない
刺さない円皮鍼です。
衛生面を考え、開封するまで無菌維持が保てるように独自の設計を施し、貼った後のかぶれを考慮し通気性の良いテープを使用しています。
引用元:セイリン
パイオネックスの2名分の結果をご紹介します。
![パイオネックス](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/5D6D246A-9099-47AD-A320-F049FD4B63D8.jpeg)
お肌の状態をみると皮膚の水分がシールに取られて無くなっているのが分かります。
![パイオネックス](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/E2851279-029E-4AB3-A3BE-D724082A1792.jpeg)
2人目ですが
こちらも水分が無くなっているのが分かります。
場所は同じ場所をしていますが、顕微鏡の加減で多少ズレます。
シミのようなものが見えますが、円皮鍼の内出血ではないと思います。
11月27日追記
鍼灸の学生さんに来ていただき
円皮鍼の前後を撮らせて頂きました。
今度は場所が変わらないように水性ペンで目印を書き
皮膚の状態を調べました。
1人目
![セイリン円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/ECAD7D80-C051-41A1-9E48-12EDCDAA1254.jpeg)
右側に水性ペンが見え同じ場所になります。
皮脂は少し取れているかな?
と言う程度です。
2人目
![セイリン円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/89475529-D42F-41A0-AE54-ED1DDCF0BC65.jpeg)
こちらの方は化粧が取れているかな?
程度です。
元々化粧があり、皮膚の状態が分かりにくいのもあります。
3人目
![セイリン円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/6FEA9FEC-31E5-48EB-9E29-BFC49F0C170C.jpeg)
皮脂は取れているのが分かります。
ファロス
![ファロス円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/8ACB0773-8918-4A04-B8F0-85E10A9B4C41.jpeg)
ファロス社の円皮鍼です。
10枚1袋で販売しています。
開封後放置すると衛生的に問題があるかもしれませんので
早めに使う方が良いです。
Amazon価格では100本1100円ほどで、パイオネックスより安価になっています。
肌にやさしいテープテープ部分は肌にやさしいサージカルテープ(絆創膏)を使用。通気性が高く、かぶれにくい素材です。また肌馴染みの良いカラーは違和感を覚えません。
引用元:ファロス
![円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/F2218804-EFB5-4CA3-A1A0-5A81A861C331.jpeg)
円皮鍼を貼る前が少しボケていて見ずらいですが
皮脂が取れているのが分かります。
次は2人目です。
![円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/349A4E0F-C0EA-4969-818B-C0C418B65B20.jpeg)
円皮鍼前の水分が円皮鍼後は水分がなくなっているのが分かります。
赤くなっている部分は鍼が当たっていた場所なのか発赤していますね。
皮脂が取れるのも肌が傷つき
創傷治癒され肌が綺麗になる可能性もあります。
創傷治癒とは 皮膚が傷ついた際、軽いものであれば特に治療しなくても、自然に肌は治癒します。 このように、細胞が傷ついた際に、自然に元に戻ろうとする働きのことを創傷治癒といいます。 現在の美容治療では、この「傷ついても元の健康な肌になっていく」という自然の作用を活用して様々な施術が行われているのです。
引用元:牧野美容クリニック
考えようによればシールで肌が傷つき、鍼でさらに傷つく
と言う考えも出来ますね。
メーカー的には美容鍼に円皮鍼は推奨なのか?
非推奨なのか?
メーカーさんに確認してみると
セイリン、ファロス共々
お顔に貼るのは問題ないとの事でした。
11月27日追記
ファロスの円皮鍼も学生さんに協力して頂き調べてみました。
1人目
![ファロス円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/A30EAF57-6DA3-493B-93DC-589811A95AE2.jpeg)
少し水性ペンが見づらいですが
前の左下にあります。
皮膚の状態が変わっていることが分かります。
2人目
![ファロス円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/B5E86C55-BE2D-4CA7-8852-F054EEB221B2.jpeg)
セイリン同様化粧が取れているのが分かります。
![ファロス円皮鍼](https://katsumoto-shinkyu.com/wp-content/uploads/2023/11/3ED68FE6-276F-4952-A1AE-5288364DDBF8.jpeg)
セイリン、ファロス共々皮膚の状態は変化しますね。
お顔の肌に良いのか悪いのかは分かりません。
まとめ
円皮鍼は15分程度でも皮脂は取れますが
皮膚に対して悪影響があるのか?までは分かりません。
縁里庵かつもと鍼灸院では円皮鍼での美容鍼は行っておらず
美容鍼や電気を流す美容鍼をさせて頂いています。
泉佐野市で美容鍼を受けたい方は
縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
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