おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は上髎(じょうりょう)というツボをご紹介します。
上髎は縁里庵かつもと鍼灸院では不妊症の鍼灸でよく使うツボです。
上髎の場所と効能、セルフケア方法までご紹介しますね。
上髎とは
場所:仙骨部、第1後仙骨孔に取ります。仙骨にあるくぼみの中の1番上にあるくぼみが上髎の位置です。
上髎は八髎穴(はちりょうけつ)とも呼ばれ左右の上髎、次髎、中髎、下髎で8個のツボから言われています。
不妊症の鍼灸施術ではこれらの八髎穴が大切なツボになります。
上髎の効能
上髎の効能を数冊の書籍からご紹介させていただきます。
時代や国が違うと来院される患者さんが違います。
そのような目線で見ていくと勉強になりますね。
1冊目の参考書籍は上池先生の実践鍼灸学「経穴の探し方鍼の刺し方」です。
・男女生殖器病
覚えておくこと。多壮灸(50~70回)必要
上髎以下この線は皆やってよい
・八髎穴に置鍼すると子宮筋腫は小さくなる。手術するかは手拳大を目安にする
・仙骨のくずれの腰痛はなかなか治らないが八髎穴に置鍼
・膝が冷える人は、ここにお灸すると良い
・上髎~下髎に腰部八点灸をすると下腹部が温まる。
以前診ていた患者さんで子宮筋腫が小さくなった方がいました。
鍼灸だけの効果かは分かりませんが
何かしらの効果はあるのかもしれませんね。
2冊目の参考書籍は「鍼灸治療基礎学」です。
リウマチ
坐骨神経痛
膝関節炎
膀胱炎
痔疾
腰痛
半身不随
血圧亢進症
子宮内膜炎
月経不調
男女生殖器疾患に効く
月経不調や子宮内膜症など女性科疾患にも効果的なツボです。
男性のEDにも良いので使う事があります。
3冊目の参考書籍は「ツボの全て」です。
中国の書籍です。
腰底部の痛み
月経不順
寝小便
小便不通
4冊目の参考書籍は「鍼灸経穴辞典」です。
中国の書籍です。
腰痛
月経不順
子宮下垂
帯下
排尿・排便困難
腰痛にも良いので使う事があります。
上髎周辺が痛いという方にはよく使います
配穴
片麻痺、下肢麻痺、腰痛(腎腧・環跳、陽陵泉、下巨虚)
月経痛、月経不順、遺精、陰萎(腎腧、関元、中極、三陰交)
上髎のセルフケア方法
上髎のセルフケア方法ですが
上髎は背中側にあり、せんねん灸や台座灸はご自身では行いづらい場所にあります。
もちろん、マッサージも行いづらい場所になるので、お勧めしたいのは
せんねん灸太陽やせんねん灸世界です。
火を使わないこれらのお灸は背部でも貼りやすく
火傷のリスクは少ないです。
しかし、車の運転など
背中が圧迫される状況で使用すると
低温火傷のリスクはあります。
私が経験しました。笑
熱いと感じたらすぐに外す事が大切です。
眠る時などに貼り就寝すると
朝起きると低温火傷のリスクがありますのでお勧めできません。
不妊症やEDなどにはおススメのツボなので
ご家庭でも行う事が大切になります。
さらに効果を出したい方は大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院まで
ご相談ください。
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