おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は膝関節症の鍼灸施術をご紹介します。
鍼灸院に良く来院される膝関節症は
変形性膝関節症
だと思います。
軟骨がすり減って
と病院で言われることが多いと思いますが
今回は変形性膝関節症の西洋医学的な考えと東洋医学的な考えとセルフケア方法までご紹介します。
変形性膝関節症①もあります。
西洋医学的な変形性膝関節症
変形性膝関節症は膝関節の老化によるもので、関節の軟骨がすり減ってきて、次に骨が減ります。
症状は痛みと可動域の低下が主な症状になります。
関節液が溜まるので、腫れも出ます。
痛みは朝起きたときの方が強く、少し動かすと痛みが取れてくることが多いです。
階段や坂道は下りの方が痛いのが普通です。
正座はできなくなります。
変形性膝関節症で必要な事は
体重を減らす事です。
体重が減ると膝関節の負担を少なくなります。
正座は止めて椅子の生活にします。
水が溜まった時は注射で抜きます。
この時に関節液の成分を注入すると楽になります。
関節の炎症をおさめるような薬(消炎鎮痛剤)の内服や湿布を出されることが多いです。
軟骨のすり減りが酷ければ人工関節に取り換える事もあります。
東洋医学的な変形性膝関節症
東洋医学的にも膝関節に付属する筋肉や腱に萎縮があるので、筋肉や腱が萎縮により運動制限が出ているので
筋肉や腱を狙い鍼灸を行うと良い結果が出る事が多いです。
しかし、変形性膝関節症は膝関節だけではなく腰部や股関節にも拘縮がみられるために
全身施術を行う事が大切です。
膝が痛いから膝だけ
というわけでは良くなりません。
軟骨がすり減っているから痛い
という考えですが
お風呂に入ったら痛みが軽減した
という方もいらっしゃいます。
お風呂に入ると軟骨が増える!?
わけではなく
血流が良くなったから痛みが減った
という事です。
膝の痛みは血流が悪いから痛みが出る事も多く
まずは血流を良くすると痛みがなくなります。
全身に施術を行い、膝周辺にも鍼灸施術を行う事が必要です。
変形性膝関節症のセルフケア方法
膝を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)を鍛えておくと関節の安定が良くなります。
変形性膝関節症の予防にもなります。
変形性膝関節症の予防は運動が1番良いです。
室内で出来る運動はスクワットです。
深々と行うよりも、腰を落とし膝が足先よりも出ないように
軽いスクワットを行う事が大切です。
スクワットの動作はトイレや座椅子に座る動作で生活には必需の筋肉が鍛えられます。
屋外ではウォーキングがお勧めですが
膝が痛い方はスクワットもウォーキングも億劫だ
と言われることがあります。
そんな方はプールで歩く
事が大切です。
プールは身体の重さが軽くなり
膝の負担が減ります。
歩くと水の抵抗もあるので、普通にウォーキングするより筋肉がつきます。
筋肉がついて、体重も減って歩いても痛くなくなってきたらウォーキングやスクワットに変えていくと良いですね。
他にも痛む部位の血流を良くするためにせんねん灸や台座灸を行う事や
セルフマッサージで膝周りをマッサージしてあげるのも良いです。
変形性膝関節症は膝だけではなく、全身の血流を良くした方が早く楽になりますので
お困りの方は泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院へご相談ください。
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