おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は妊娠期のお灸として論文提出されている内容を参考にご紹介します。
研究されたのは
明治国際医療大学学長「矢野忠」先生
東京有明医療大学保険医療学部鍼灸学科教授「安野富美子」先生です。
妊娠期のお灸
妊娠期のお灸の研究は骨盤位を主として国内外で報告されています。
ここでは下記の先生が発表された「妊婦のセルフケアによる温灸療法の効果-マイナートラブル‐」をご紹介します。
※木村葉子先生、安野富美子先生、家吉望み先生「2022年発刊の母性衛生63巻2号」が発表
マイナートラブルとは
妊娠週数に応じて変動する不快な自覚症状のことで、検査研究によると妊婦1人当たり平均27症状
妊娠全期間中90%以上の妊婦さんに疲労感、肩こり、冷え性が発症し、出産や育児に対する
希望や喜びが抑制されると報告があります。
妊婦さんが健やかな妊娠出産期を過ごすには、マイナートラブルを軽減することが重要とされています。
この研究の参加者は292例で温灸群が164例、対象群(温灸を使っていない)128例でした。
施灸部位は三陰交へ、妊娠24週から左右各1壮、28週から2壮、37週から三陰交に+至陰に左右3壮また
途中の体調により、湧泉、太谿など追加しています。
頻度は週3日以上、研究参加者である妊婦さんがセルフケアで施灸しています。
評価方法は主評価がメインアウトカムで「マイナートラブルの苦痛度」
苦痛度はマイナートラブルの発症の頻度と程度を5段階で評価して記入して頂きました。
苦痛度の症状別の結果をご紹介します。
疲労感を調べた研究結果です。
温灸を行った群と何もしなかった群で
疲労感が違う事がよくわかります。
肩こりの研究結果です。
妊娠時の肩こりで温灸使用群と何もしなかった群で
温灸を行う方が軽減していることがよくわかります。
最後に冷え性の研究結果をご紹介します。
温灸使用群と何もしなかった群で
冷え性の改善具合が分かりやすいですね。
研究結果でも分かるように
お灸はセルフケアを含めて使用することは身体のケアと養生におススメ出来ます。
昔から医療は意療とも言われています。
意識をすることが病を改善する為にはセルフケアなど
意識をする事が大切になります。
妊娠時は鍼灸はダメ
というイメージがありますが
鍼灸は0歳児から100歳まで
いつ行っても大丈夫な施術になります。
もちろん刺激量など調節は大切ですが
身体のプロの鍼灸師なら大丈夫です。
鍼灸師でも鍼灸専門とマッサージがメインでは技術も知識も違います。
鍼灸専門の縁里庵かつもと鍼灸院で妊娠時だけではなく身体のケアを
してみませんか。
お身体の悩みお困りの方は泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院へご相談ください。
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