日本では珍しい蒸し灸!?

粉灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

おはようございます。

大阪泉佐野市縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は珍しい蒸し灸をご紹介します。
学生の頃中国に研修に行ったときに習った蒸し灸です。
実際は忘れていたのですが(笑)
中国研修の撮影したDVDを見て思い出しました。
燃やしてから使うので蒸し灸と言っていますが
焼き灸が正しいのかな?
と思ったりもします^^;

用意するのは粉状のモグサ
残念ながら日本では販売していないので、中国から輸入しなければなりません。
もしくは自分で作るか?
です。
乾燥したヨモギの葉っぱをミルで細かくしたら使えるとは思いますが
最後に書きますがそこまで必要かな?
とは思います^^;

粉灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

モグサが粉になっている粉灸
漢方薬が入っているタイプが多いです。
この粉灸も数種類の生薬と言う漢方薬が入っています。
この粉灸にアルコールを入れ、火を燃やす
というのが中国研修で習いました。
粉灸のレシピはエタノール30%
実際にはエタノール30%は売っていないので
エタノール70%を水で薄め計算上はエタノール30%にしました。
レシピ通り試してみると燃えない・・・

蒸し灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院
中国研修で言われた量を測りながら行いましたが
中国研修の中国医師は水を目分量で入れられていました^^;
結局言われた量では合わずエタノール成分が少ないのかな?と思い
次回はエタノール70%で行いました。
水で薄めず消毒液そのままで使いました。
次は火が強すぎて息を吹きかけても消えない(笑)

粉灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

危ないので灰皿で行ってますが
結局真空状態にして消しました。
触ってみるとちょっとモロいです。

蒸し灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院

見た目は悪いですが
中国では専用の金属の道具に入れ固めていました。
そんな道具は持っていないので、とりあえず手で形を作り
皮膚の上に置いてみると
温かい状態で置くいわば蒸し灸?という感じでした。
にんにく灸やショウガ灸などと同じような隔物灸(かくぶつきゅう)という物だと思います。

生姜灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院
中国ではお灸より効果があるとも(漢方薬など薬の成分があるから?)
皮膚に乗せるの事でエキスが出て身体に吸収をさせる事を目的にしているのではないか?
と思います。

粉灸が良いと報告されたのも中国でもお灸の煙問題が出ていて
煙の少ない蒸し灸を使う事もあると考えています。
中国は個人の鍼灸院ではなく病院が多く
数百人にお灸をすると煙で凄いことになります^^;
縁里庵かつもと鍼灸院でもベッド3台でもかなりの煙が出てしまいます。
中国では焼肉屋さんのダクトを採用している病院が多く
家庭用の物もあるくらいです。
以前紹介した最先端の中国鍼灸?でもそうですが
中国は広く
中国全体で粉灸が行われているわけではなく
この教えてくれた病院だけ
というわけかもしれませんね。

近々粉灸か少し前にご紹介した附子灸のようなものを作ってみようと思っています。

附子灸/泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院
附子はトリカブトなので、毒草になり今作るのは色々と問題がありそうなので
漢方の材料の生薬で温める成分のものを選んでミルで粉末にして使おうと思います。
温める漢方薬のエキス剤を使っても良いような気もしますが

また作った時はご紹介しますね♪

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