AKANEの温度と品質

おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はトワテックさんから販売している
AKANEの台座灸の温度を調べてみました。
台座灸紹介シリーズはセイリンのヨモニコや亀屋の広重、アイクレイ、小林老舗、クローバー灸、せんねん灸奇跡、職人灸、富士柔、カマヤミニ、レインボー灸、つぼ灸NEO、OKYU、大和漢極みなどご紹介しています。
計測は通常冬場で室温を20℃にして行っていますが
今回は6月に計測を行いましたので、温度が冬場と違う可能性はあります。
今回は室温24.5℃、湿度61％で測定を行いました。

AKANEとは

高品質なもぐさを使用した使いやすさにこだわった台座灸 雑物を丁寧に取り除いた高品質の艾を使用しているため、柔らかな香りと緩やかな温度上昇が特長の台座灸です。 お灸では珍しい可愛らしいデザインで、一目で温度帯がわかるようなパッケージとなっております。 患者様のセルフケアアイテムとしても多くの鍼灸院から好評のお声をいただいております。

引用元:トワテック

可愛らしいデザインの台座灸です。
最近はおしゃれなデザインの台座灸も増えてきました。
一般の人にもお灸が広がると良いですね♪

左からハード、レギュラー、ライト、ソフト
台座の高さで熱さ調整をしている
もぐさの質に違いはないと思います。

メーカー温度
ソフト約38℃
ライト約40℃
レギュラー約43℃
ハード約45℃

メーカー温度は上記のとおりですが
実際に温度を計測してみました。

AKANEソフト

メーカー温度は38℃ですが
計測した温度は何℃になったかご紹介します。
台座灸の重さも一緒に計測しています。
重い方が熱いのか？
実験も兼ねています。

41.4℃～43.6℃
メーカー温度よりは高くはなっていますが
バラツキは少ないイメージです。
青色はライトの温度が入っています。

AKANEライト

メーカー温度は40℃ですが
計測した温度はこちらになります。

ソフトのデータを消すのを忘れていたので、5回計測しています。
40.6℃から43.1℃
今回の計測ではソフトより温度は低くなっています。

AKANEレギュラー

メーカ温度は43℃
計測した温度はこちらになります。

45.4℃～48.8℃
メーカー温度より高めになっています。

AKANEハード

メーカー温度は45℃
計測した温度はこちらです。

47℃～55.9℃
かなりの誤差がありますね。
レギュラーから目で台座灸を見てもぐさの量の違いがあったので
わざともぐさが多い台座灸と少ない台座灸を選んでいます。
ハードもレギュラーと一緒に計測してしまったので
5回計測しています。

AKANEのモグサを顕微鏡で調べる

顕微鏡で確認してみると低精製のモグサを使用しているのがわかります。
目視でもわかりますが、顕微鏡の方がわかりやすいですね。
低精製のモグサを使うとゆっくり長い時間温かいお灸になるので
AKANEは、長時間温める（冷えている部分など）にもお勧めできると思います。

まとめ

種類	ソフト	ライト	レギュラー	ハード
メーカー温度	約38℃	約40℃	約43℃	約45℃
計測温度	41.4℃	40.6℃	48.8℃	55.9℃
	41.4℃	42.2℃	48.8℃	47.0℃
	43.4℃	42.0℃	47.0℃	54.0℃
	43.6℃	43.1℃	45.4℃	51.8℃
		42.2℃		52.1℃

実際にAKANEを計測してみるとメーカー温度よりは全体的に上に来ることが今回の実験ではわかりました。
誤差も台座灸はあるのは仕方がないです。
室温や湿度で温度は変化するので、参考程度で考えていると良いと思います。
ハードに関しては熱めなので、熱いとすぐに取る方が水疱になりにくいです。
粘着は強めだと思います。
計測するときにも剥がしにくいほどでした。
使用中に皮膚から外れにくいかもしれませんね。