おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日はOKYUの温度と品質を調べてみました。
OKYUは台座灸で、メイプル名古屋さんが販売している商品です。
種類はmomoとkuro
kuroは3種類あるので、合計4種類になるのでしょうか。
今回はOKYUの温度と品質をご紹介します。
台座灸紹介シリーズはセイリンのヨモニコや亀屋の広重、アイクレイ、小林老舗、クローバー灸、せんねん灸奇跡、職人灸、富士柔、カマヤミニ、レインボー灸、つぼ灸NEO、AKANEなどご紹介しています。
OKYUとは
女性が考えたお灸ブランド
私がお灸を使うなら、私が友達に勧めるなら、そんな気持ちから生まれたのが、
このあたらしい【 OKYUシリーズ 】です。
オシャレでかわいくて、ちゃんと良い。そんないいとこ取りの商品です。
[ momo ]のイメージカラーは桃色。
春のようにさわやかな気分にしてくれるさわやかなパステルピンク。
44度のやわらかい温度で熱すぎずじっくりと体を温めてくれます。
1枚の厚紙に50壮のお灸がついているシートタイプです。
ゴミが少なく散らばりにくいのが良いところ。
温度がやさしいのではじめてお灸をする方にもおすすめです。[kuro] はシックなケースに3種類の色鮮やかな台座灸が入ったミックスタイプです。
引用元:メイプル名古屋
まるで宝石がちりばめられたような美しいデザインは見ているだけでワクワクします。
3種類のお灸はそれぞれ温度が異なり、その日の体調や部位によって使い分けることもできます。
1個1個独立している個別シールタイプ。
お気に入りの容器に移し替えても可愛いですね。
momoはシートタイプで、kuroは個別タイプなので、説明書も違います。
細かい配慮は嬉しいですね。
個人的にはkuroの色合いはもう少し違う方が使いやすいと思います。
似た色なので、急いでいる時は分かりづらいかも・・・
どのお灸の会社で製造されているのかは書いていなかったです。
私だけかもしれませんがイエローもゴールドぽく見えるので、違う色の方が良いのではないかと思ったりします。
OKYUの温度
メーカー表示温度をご紹介します。
momo44度
kuroイエロー41~43度
kuroゴールド42~44度
kuroオレンジ44~46度
になりますが
実際の温度は何℃になるか計測してみました。
今回もチュウオーさんのモクサスを使いました。
momo以外は重さを計測してから温度計測を行いました。
重い(モグサが多い)と熱いのかな?という疑問から計測を始めています。
台座灸は重さの影響があるかもしれません。
momoの温度
31.9℃
35.7℃
36.3℃
40.1℃
momoは重さ計測を忘れていただけなので深い意味はないです。笑
kuroイエローの温度
43.4℃ 0.581g
45.9℃ 0.583g
47℃ 0.584g
47.8℃ 0.589g
保存するの忘れたため写真はありません。作業しながら計測するとたまにやります。
kuroゴールドの温度
49.9℃ 0.552g
50.4℃ 0.546g
47.8℃ 0.517g
47.4℃ 0.522g
kuroオレンジの温度
53.8℃ 0.513g
51.6℃ 0.468g
54.2℃ 0.507g
52.6℃ 0.494g
明らかに重さの違いがあったので、写真も撮ってみました。
左が0.468gの台座灸で右が0.513gの台座灸です。
台座灸は重さの違い(モグサの量)で温度が変わりやすいです。
0.1gの誤差なので、この誤差を無くす事は実際には難しいと思います。
OKYUを実際に使ってみた。
OKYUkuroは台座の大きさと
モグサの質で調整をしています。
台座の大きさが低いのはオレンジのみです。
高精製(温度が低く)低精製(温度が高い)
見た感じはそんな風に見えましたが
後で顕微鏡で確認してみます。
kuroイエロー
実際に試してみると
男性の肌では熱さは弱く、心地よい程度でした。
女性でもそこまで熱くはないのではないかと思います。
kuroゴールド
男性の肌でも熱く感じましたが取るほどではなかったです。
女性で初めてのお灸の方は熱い場合は取った方が良いかもしれません。
kuroオレンジ
1番低精製のモグサになるので、火がつきにくいです。
3種類の中では1番熱かったですが最後まで使用できました。
イエローより体感では熱さが長いと思います。
足の冷え性など冷えている部分に使うと良いと思います。
momo
イエローと同じで熱感が弱く、心地よい感じでした。
各種モグサの精製度が違うので香りが違います。
香りの違いも楽しむと良いと思います。
OKYUの品質
OKYUを顕微鏡でモグサの質を確認してみました。
momo
見た感じ高精製のモグサですが茎らしきものも顕微鏡では見えました。
全てに茎があるのではなく、茎の無い部分も顕微鏡で確認しています。
イエロー
OKYUkuroでは1番高精製のイエローでも茎など不純物は見えるので、めちゃくちゃ高精製のもぐさではなく中程度のモグサを使用しているのかもしれません。
ゴールド
目視でもmomoとイエローと精製度が違うので、モグサの質と不純物が違うのが分かります。
オレンジ
オレンジはゴールドとモグサは一緒か多少グレードが下がるのかな?
という感じです。
台の高さがオレンジの方が低いのでゴールドとオレンジの熱さの違いは台の高さの違いで作っているのではないかと思っています。
まとめ
momo | イエロー | ゴールド | オレンジ | |
メーカー温度 | 44℃ | 41~43℃ | 42~44℃ | 44~46℃ |
測定温度 | 31.9℃ | 43.4℃ | 49.9℃ | 53.8℃ |
35.7℃ | 45.9℃ | 50.4℃ | 51.6℃ | |
36.3℃ | 47℃ | 47.8℃ | 54.2℃ | |
40.1℃ | 47.8℃ | 47.4℃ | 52.6℃ |
台座灸ではモグサの質は同じことが多く
同じ商品OKYUkuro(3種類)でモグサの質が違うのは面白い発想だと思いました。
計測する側はなかなか大変ですが。笑
今回はイエローのモクサスデータ保存を忘れ
温度の熱さの長さが分かりませんが
momoとオレンジで熱さの時間が違う事は分かると思います。
モグサの質で熱く感じる時間が違うので、足の冷え症にはオレンジなど
使い分けも出来るのではないかと思います。
またその辺りは近々ご紹介します。
大阪泉佐野市でお身体の不調がありましたら
泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院までご相談ください。
コメント