おはようございます。
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院です。
今日は胃の六つ灸最後のツボ
肝兪(かんゆ)をご紹介します。
肝兪の他に膈兪と脾兪をご紹介しましたが
肝兪で胃の六つ灸の全てのツボになります。
それでは肝兪の効能と場所をご紹介しますね。
肝兪
場所:第9胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に取ります。
赤い丸が膈兪
黄色の丸が肝兪
青い丸が脾兪
になります。
国家試験で胃の六つ灸ではないツボはどれか
でよく出てくるので鍼灸師はよく覚えている3種類のツボです。
お灸で有名な澤田健先生は肝兪が腫れあがっているのを見て
不眠症を百発百中で言い当てたそうです。
お灸が良いですがドライヤーなどでも良いかもしれませんね。
肝兪の効能
肝兪の効能を4冊の書籍からご紹介しますね。
名前通り肝臓疾患に効果的なのと
東洋医学では肝はストレスや眼に関係が深く
自律神経失調症や眼の病にも効果的と書かれています。
胃の六つ灸と言われているだけあり
昔ながらのお灸が1番良いですが
せんねん灸でも良いと思います。
消化器系(肝炎、胆嚢炎、胃炎)
眼科系(結膜炎、夜盲症、眼瞼下垂)
神経系(肋間神経痛、神経症)
その他(生理不順、リンパ節結核)
2冊目の肝兪の効能をご紹介します。
参考書籍は「鍼灸経穴辞典」
訳者は浅川要著他です。
黄疸
側腹部痛
吐血
鼻出血
眼の充血
めまい
夜盲症
てんかん
背部痛
3冊目の肝兪の効能をご紹介します。
参考書籍は上池先生の実践鍼灸学「経穴の使い方鍼の刺し方」です。
胃の疾患
胃拡張(胃熱のためやたら食べる人)
胃痛
慢性胃カタル(現在では逆流性胃腸炎という名前)
不眠症
夜盲症
眼の充血で肝兪に細絡が出ていたら刺絡をする
肝臓の病には右側の肝兪を使う
肝臓の機能低下には置鍼が良い
ヒステリー
4冊目の肝兪の効能をご紹介します。
参考書籍は代田文誌著の「鍼灸治療基礎学」です。
肝臓疾患に良い
肝炎
肝機能障害
肝臓肥大
肋膜炎
肋間神経痛
腰痛
神経衰弱
不眠症
てんかん
顔面神経麻痺
中風
半身不随
小児麻痺
めまい
また眼科疾患に全てに効く
肝兪のセルフケア
肝兪は背中にあるツボなので
脾兪と膈兪と同じようにご自身でセルフケアを行うのは難しいツボになります。
せんねん灸が出来ればよいですが
脾兪と膈兪と同じようにテニスボールでケアすることをお勧めします。
縁里庵かつもと鍼灸院では膈兪、肝兪、脾兪
胃の六つ灸と言われるツボを身体の施術では良く使います。
食べ過ぎの現在人は胃腸が疲れている方が多いです。
主症状ではなくてもお身体の調子を見て
施術を行う事があります。
鍼灸は歯医者と同じで
月1回定期的に行う事で
お身体の調子を保つことが出来ます。
お身体の調子を維持するために
大阪泉佐野市の縁里庵かつもと鍼灸院で鍼灸を行ってみませんか♪
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